焼き魚は太刀魚の塩焼き。

天ぷらの中でも魚の中で江戸前のタネと言えばこの「メゴチ」、淡白な身も火を通すとほんのり甘みがでるまさに天ぷらのために生まれてきた魚です。

赤ちゃんパンダ・・・

付け台にガリが盛られ、いよいよお楽しみ江戸前握りのスタートです( ^^) _旦~~

塩でいただくイカ、シンプルなネタほど素材の良し悪しが問われますがこのイカは甘みも充分。

煮キリをぬった鯛、さすがは白身の王様の風格を感じます。

お寿司屋さんの看板中トロ、シャリと合わせればその旨さも倍増。

こりこりとした食感のつぶ貝、海の旨味が凝縮されたような磯の香り。

庶民の魚だったのが今や高級魚のアジ、弾力ある身から染み出る脂が最高(^.^)

ねっとりとし分厚い身のホタテは「甘い！」の一言。

湯がいた車海老は「旨い！」の一言。

ここまで食べてやはり魚を引き立てているのが赤酢のシャリ、砂糖を使用した関西のシャリと違い口の中がいつまでもフレッシュな状態で握りが楽しめます。

ねっとりとした甘みのウニとまったりとした甘みのイクラ、そのコントラストが楽しい軍艦。

生卵に芝海老をすり潰しつなぎに山芋を加えた江戸前の玉子焼き、スフレ状で立派な和のスイーツです。

口に入れた瞬間溶けてなくなる穴子。

その昔江戸前寿司の〆と言えばこの干瓢巻、パリッとした海苔とシャリに甘辛く煮た干瓢は〆に相応しい一品。

お吸い物で美寿思会席は終了。

やはり握りを食べてお寿司の命はシャリだと感じた美寿思さんの江戸前寿司、大阪に帰って赤酢の握りをだすお店探しをしようと決めた最後の晩餐でした。