か弱い女性スタッフが頑張って運んできた巨大な舟盛の器、これが海舟さん自慢の「紀州舟盛」。
大きい器の中には所狭しと盛られた海鮮、船上はまさに大漁状態(◎_◎;)
船尾まで水揚げされた魚介であふれてますが、船尾は二段重ねになっていて下は凌ぎが隠れていると芸が細かい舟盛です( ◠‿◠ )
お造りのトップバッターは甘みの強いあおり烏賊に、香りが強いイサキの姿造り。
紀州黒潮と言えばマグロ、上質な赤身に同じく黒潮でもまれた紀州鯛のミルフィーユ(^^♪
小さな桶にはポン酢でいただく太刀魚タタキに磯の香り満載の栄螺(これでさざえと読むんですよ)、とくりゃアレが欲しくなりますよね(^_-)
そうです、日本酒が恋しくなってきました。
痒い所に手が届く海舟さんのおもてなしメニュー、まずは和歌山大吟醸3点セットをオーダー。
全国的にも有名な紀土(きっど)は新しいお酒造りにチャレンジする酒蔵。
初めて飲んだ「羅生門 龍寿」は米の旨味と香りが秀逸、日本酒はお米が主役だと改めて教えてくれます。
最後の「紀伊国屋文左衛門 黒」は口当たりはフルーティーですが後口は潔く消える、これぞ大吟醸とうなる旨さです。
チョット脱線したので話しを料理に戻しましょう(-.-)
このねっとり感、造りならマグロは赤身に限ります。
こりこりとした食感に上品な脂、鯛が魚の王様の看板に偽りなし。
スルッと身離れが良いつめ貝の旨煮、肝がこれまた旨いんだな~
太刀魚けんちん焼きに珍しいウツボ山椒焼、左党が喜ぶアテがい~~っぱい!(^^)!
南紀白浜からさらに東へ進むとそこは日本の捕鯨最前線「太地」、舟盛には鯨ベーコン・さらし鯨・竜田揚げと日本の食文化も楽しめます。
船艇部分は和歌山名物「めはり寿司」に穴子寿司と小鯛すずめ寿司、食事の途中にご飯とは憎い演出です。
どうでしたか、海舟さんの舟盛は?
これだけ趣向を凝らした舟盛はなかなかお目にかかれません。
すでにお腹もいい具合になって来ましたが、会席はまだまだ続きます・・・