夜の帳が降りる頃、街灯に群がる虫のように街にはどこからともなく人々が集まってきます。
島民の同級生(今でもベリーキュートです♡)と落ち合い案内されたのがこちら「なつや」さん、ガイドブックにもタウン誌にも載っていない地元ローカルに愛される居酒屋さんで石垣島の夜はスタート☆
カウンター席とテーブル席のこじんまりとした店内、ゆったりとした島時間が流れている空間。
グランドメニューに黒板の今日のおすすめもありますがアウェーの私、ここは黙ってオーダーはキュートな同級生にお・ま・か・せ(^.^)
付き出しは漬物ですがここは沖縄、島独特の野菜かと思いきや蕪やニンジンなどごく普通のお漬物。
次のオーダーは「海ぶどうの冷奴」ですが目の前に現れたのはまるでマングローブ林のよう、島人は加減というものをご存じないかも(*_*;
しかし台座の硬めで大豆の味が濃い島豆腐、チャンプルーもいいですが冷奴ならその旨味がストレートに伝わります。
なつやさんの人気料理が魚のお刺身で、毎日店主が釣ってくる新鮮な魚がド~ンと盛り付けされ見た目は美味しそう(^O^)/
イラブチャー(ナンヨウブダイ)・ミーバイ(ハタ)や聞いても覚えられない魚ばかり。
食べてみて本音を言うと沖縄の魚は身は締まりがないし味がおおざっぱ、大阪や北海道で食べる魚とは別物ですがさすがにキュートな同級生の手前それはNG・・・
しかし同級生は食べながら笑顔で「沖縄の魚は美味しくないさ~♡」と一刀両断、ホッとしたやら他の料理でも良かったやら(/_;)
黒板の一押しメニューに私も同級生もロックオン、この日は珍しいギィーラが入荷したそう。
ご覧のようにギィーラって海の中で光るシャコ貝、食用とはこの時初めて知りました。
食感は赤貝っぽいんですがぬめりが結構強く、貝好きの私でも強烈に感じる磯の香りに好き嫌いがハッキリ分かれる味です(-_-;)
そんなぬめりも磯の香りも記憶をも吹き飛ばす本場泡盛、男なら黙ってロックですがグラスがデカい(/_;)
今や島一番の名産品である「石垣牛」、せっかくなので一串オーダー。
値段と食感からモモだと思いますが、肉の香りもシッカリ届く質の良い牛さんでした。
釣りたてのお魚が人気のなつやさんですが、やんばる鶏を使用した焼鳥も自慢だそうで少しだけオーダー。
ぼんじりに皮は旨味が濃いですが、やはり使っているお塩が素材を引き立てています。
地元沖縄の滋味深い海や山の幸を頂いてディナーは終了、スローな空間にローカルの沖縄弁が心地よく耳に響いたなつやさんの夜でした☆