日が傾くにつれ寒さが増すソウル、いよいよお楽しみ夕食の時間がやってきました。
降り立ったのは地下鉄1号線と4号線が交わる東大門駅(市庁駅からは1号線で一本)。
ライトに浮かび上がるは東大門の象徴である「興仁之門」、朝鮮時代に城郭の東側を守っていた門で韓国では国宝級の名所です。
話しは逸れましたがここが今晩の食事場所「東莱ポックッ 東大門店(동래복국 동대문점)」さん、東大門駅1番出口から歩いて1分もかからない24時間営業のお店です。
こぎれいでスタイリッシュな店内。
運ばれてきたパンチャン(付きだし)はキムチ・サラダ・やっこと謎の和え物。
テーブルのコンロにスタンバイしたメイン料理、一見焼肉に見えますが一体何の焼肉でしょうか?
年季が入った店のアジュンマ(おばちゃん)がリズミカルに炒めていきます。
ソウル一杯目のビールは最も人気のあるカス、やはり韓国ではキリンビールのような濃い味は受けないらしくクラウドもいまいちだとか・・・
今晩は相方のお友達も参加しての晩餐、やはり大人数で食べる方がにぎやかで楽しいですね(^^♪
先ほど炒めていた正体はなんとフグでここはフグ料理専門店、ちなみに料理名はポップルコギ(フグの焼肉)で日本にも焼きフグなる調理法はありますが、韓国ではヤンニョム(唐辛子みそ)で味付けした焼きが主流。
見た目は辛そうなんですが口に入れると全く辛さは感じませんが、細かくカットしているので食べたときの肉汁は口の中には届きませんでした・・・
このキムチは浅漬けでしたが、白菜が甘く感じた美味しいキムチ。
にんにくの芽キムチかと思いきや中から鉄皮(フグの皮)が登場、日本のそれと違いねっとりとした食感が特徴。
次の料理は見た目通りポッティギム(フグの天ぷら)、アツアツが運ばれてきます。
天ぷらのフグは焼きフグの倍以上の大きさ、これは食べごたえがあります。
う・うまいヾ(≧▽≦)ノ
大きめにカットしているので噛んだらフグの旨さが口の中で爆発、日本の唐揚げと双璧のお味にうっとり(#^^#)
塩と甘めの天つゆが用意されますが、やはり塩でいただくのが一番✌
韓国おつまみの代表格でもチャミスル(韓国焼酎)にも合うスンデもオーダー、スンデは韓国式ソーセージとも言われ豚の腸に豚の血と野菜や肉などを詰めたもの。
これもアツアツで血の匂いもせず中の米も春雨の食感もプリプリ、これも合わせてオーダーしてもらいたい逸品です。
鍋をオーダーしなかったのでしめのポックンパ(やきめし)はなし、全体的に量は少なめなので二人で行ってもふぐ焼きと天ぷらと鍋一人前が丁度いい量でしょう。
お邪魔した1月1日この日は韓国も祝日なので営業しているお店はチェーン店ばかり、こちらは24時間営業なのでスケジュールがタイトな時には有難いお店です。
韓国で美味しいフグを楽しむなら個人営業のお店をおススメします。