韓国滞在最後の晩餐は光化門にあるこちらのサンジョンチプ(산정집)さん、牛焼肉がメインのお店です。
韓国ではこじんまりとした部類に入る店内、特殊な焼肉なので予約が賢明です。
パンチャンはにんにくの醬油漬け・つるにんじんの辛し和え・えごまの葉にキムチ、普段は巻き巻き用のサンチュもこちらではカットしてドレッシングがかかったサラダ仕立て。
乾杯はライトなのど越しのCASS、どうやら韓国では一番人気があるみたいです。
メニューにはホルモン炒めやホルモン鍋もありますが、お客さんのお目当てのこちらは巻き肉(말이고기・マリコギ)です。
こちらがマリコギで韓国通もご存じの方は少ない焼肉、そのシルエットといい焼肉鍋の形といい全てが初体験です(・・?
わけぎ・セリ・エゴマの葉を牛肉で巻いたマリコギは一人前15個(注文は二人前から)、店員さんが鍋の上に整然と並べます。
呆気に取られていたら店員さんが「はよひっくり返せ」と指示、ここは基本セルフで焼くみたいです。
初体験なので、まずは何も付けず巻かずそのままの味を試してみます。
う、う、旨~い(≧◇≦)
少し甘めに味付けされた牛肉のジューシーな肉汁と香りの強い野菜、それが渾然一体となって舌から鼻腔から胃袋までを一瞬にして鷲掴み(@^^)/~~~
この方、ご自身のツボにハマったようです( 一一)
少し酸味のあるマスタード風味の特製ソース、口の中をすっきりとして次のお肉も美味しくいただけます。
お行儀悪いですがマリコギを解剖、手間はかかるでしょうが自宅でも試してみたい新しいスタイル。
15個もあっという間に平らげ、横でスタンバってるマリコギを鍋に投入。
昨夜の金豚食堂さんでも付け合わせで登場したエリンギ、肉の脂を吸って野菜のカテゴリーを超えたコクのある品に変身!(^^)!
えごまの葉の漬物を巻いて食べるとあまりの旨さに悶絶(@_@)
「こんなにたくさん食べられへ~ん」とぶつくさ言い、おまけに焼くのは他人任せ。
そのくせ二皿目はあんたの方がだいぶ食うとるやないか”(-“”-)”
怒りのクールダウンはチメク(チャミスルとビールの爆弾酒)、新発売チメク用のビール・ピチュはそのまま飲むと軽すぎますがチャミスルとは好相性。
〆はテンジャンチゲとごはん、焼肉の鍋に濃い目の味噌を使用したテンジャンチゲを注ぎます。
五穀米を入れて煮込むとテンジャンチゲ雑炊の完成(^^)/
かなりコクのあるテンジャンチゲですが、マリコギで甘ったるくなった舌や胃袋をシャキッとしてくれます。
今回のグルメで一番楽しみにしていたマリコギ、その独創的な食べ方と味は興奮の連続。
お肉は薄くスライスしたものなので一人前15個でもペロリといけますよ(^-^)
ほ~らあんた食べ過ぎ、ホテルまで走って帰りや<`ヘ´>