大阪・十三 焼肉の請来軒 ブログ


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 人情あふれる街・土浦

  2018年02月24日 (土)

まちかど蔵「大徳」の正面にある同じくまちかど蔵「野村」、ここも観光案内と併設する蔵ではカフェになっています。

何気なく覗いて後にしようとしたら、奥から一人の男性が出てきました。

「良かったら写真をお撮りしましょうか?」

お言葉に甘えて土浦で記念の一枚をパシャリ、いつもは相方専属カメラマンで二人でのショットは大変貴重なので有難かったです(#^^#)

私が大阪から観光で土浦にと話すと、お願いしていないのに土浦のガイドをして下さいました。

まちかど蔵「大徳・野村」の間にある道は旧水戸街道で参勤交代で大名一行が通った道で、現在の茨城県に伊達藩の飛び地があったので伊達藩もこの道を歩いていたそうです。

肝心の伊達政宗は江戸に張り付いていたため、この街道は歩かなかったそうです。

チョット見づらいですが道がくねっているのが分かりますか?

これは江戸時代敵が攻めてきた時真っすぐな道ではやられるので、時間稼ぎに道をくねらしたそうで現在もその名残がこの地点なんです。

2011年東日本大震災の時にここ土浦も甚大な被害を受け、写真の蔵も瓦が落ち壁も一部が崩壊したそうです。

しかし蔵を取り壊すことはせず専門家の丹念な修復の末、蔵は今も土浦に生きています。

お時間があれば是非とのことでやって来たのが「土浦城址・通称亀城公園」、蔵から歩いて5分の所にあります。

旧前川口門をくぐり公園の中へ。

土浦城はその形が亀に似ていることから、別名亀城と呼ばれていたそうです。

昔のお城も現在は市民憩いの公園、地元の少年たちが思い思い楽しんでいる微笑ましい光景が見られました。

当時のままの姿を今に残す「櫓門」、屋根には立派なしゃちほこがイナバウアー。

当時の歴史を今に伝える博物館「東櫓」。

城壁には敵の攻撃を防御する様々な形ののぞき窓も残っています。

一見すると何気ない造りもふたが開くようになっていて、敵が襲来した時にここから石を投げていたそうです。

街中にはこのような蔵がまだまだ残っています。

まちかど蔵「野村」でお会いした男性のおかげで寒さを忘れるくらい興味深い案内をしていただき、思いがけない素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。

彼の土浦愛もさることながら観光客に「土浦をたくさん知ってほしい!」の気概を感じ、それと共に旅の原点である人との触れ合いに清々しい気持ちになりました。

この熱い男性はおそらくまちかど蔵「野村」さんにいらっしゃるので、土浦観光の際には事前に問い合わせして素敵なお話しを聞いたらガイドブックの何倍も土浦が心に刻まれますよ(^^)/


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