今からお楽しみのディナーに向かいますが、三連休最後の夜で凍えるような寒さの中歩行者はのんきなわれわれ二人だけ。
華やかなイルミネーションもどこか寂し気・・・
水戸での晩餐はこちらの「日本酒専門店 酒蔵 瀬良美」さん、地元住民はもとより観光客にも人気のある居酒屋さんです。
軒先のお品書き、どれもお酒に合うアテが所狭しと書かれています。
店内に入ると真っ先に目に飛び込んで来る囲炉裏、席はこの囲炉裏を囲むように配置され板場前にはカウンター席もあります。
私は同業者なので予約は20時、請来軒も同じですが18時から20時までが混みあいそれ以降は比較的ゆっくり食事が楽しめるんです。
現にお店の方が「連休中は満席ばかりで今日もお客さん(わたし)が来るまではいっぱいだったんですよ~ あとはお客さん(わたし)だけだからゆっくりしてね~」とご挨拶。
囲炉裏よりも圧巻なのが壁一面にお行儀良く並んでいる日本酒の数々、向かいには冷酒用の冷蔵庫もあり左党にはパラダイスのようなお店です!(^^)!
ビールを注文したら早速お通しの登場、それをつまみながら今宵のアテを選びます。
お通しと言ってもそんじょそこらの居酒屋とは違い、手の込んだ一品ばかり。
左は鴨ロースの下に隠れていた鮭の鼻先の軟骨「氷頭なます」に、右の高級魚アラの唇の唐揚げはカリッとし味は骨せんべいに似ていてビールがススム君です。
ほらね、お通し半分でビールが空きました(^^ゞ
お店の一番人気はお刺身の盛り合わせで地元はもちろんのこと、北は北海道から南は鹿児島まで全国の海の幸がエントリー。
今が旬氷見の寒ブリを筆頭に皮目を香ばしく炙った金目鯛にほのかな甘みのかさご、北海道白身魚の王者黒ソイに鹿児島ではせごどんも食べたであろうあずきはたと南北高級魚対決。
それに単品でボタンエビを注文、お皿の中には相方大好物がぎっちり詰まっています。
ブリは脂がのっていてエビは甘みが強烈、白身は淡白な中に旨味が凝縮と海の恵みをダイレクトに感じます(^^)/
ここでお待ちかねの日本酒にシフトチェンジ、お店の方のお任せで供されたのは地元茨城県のほぼ中央笠岡市は須藤本家さんの「郷の誉」。
口に含むと香りや旨味が段々と増していきその余韻とお刺身の相性は抜群、この合わせ方に納得したので日本酒はお店の方に一任(^-^)
旬の生牡蠣にいぶりがっこやぎんなんと日本酒に合うアテばかり、その中でもひと際目を引く「地元茨城大洗産 はまぐり」の文字。
貝好きの私は迷わず注文、出てきたはまぐりの大きさにビックリ(◎_◎;)
プリプリな身は歯ごたえがあり、噛めば噛むほど口の中に磯の香りが打ち寄せてきます。
はまぐりから出る出汁は薄味ながら旨味充分、天然のスープが胃袋も心もホッとさせてくれます(^-^)
ここで一旦口の中をリセットしたいので辛口で男らしい日本酒をリクエスト、二杯目も地元茨城つくば市は浦里酒造さんの「霧筑波」。
香り控えめ味も凹凸はないですがじんわり来る米の旨味、目をつぶって集中すると霧筑波の良さがよ~く分かります。
瀬良美さんのディナーもいよいよ佳境、ここからは茨城県冬の味覚の王様の登場です(^^)/