休日のミッションであるサウナで2キロの減量に成功、今宵のディナーは勢いがある街福島のお寿司屋さん。
個性的な飲食店が密集する福島界隈、目的のお店は福島聖天通商店街にあります。
請来軒のお客様に紹介されてから5年通っているのがこちらの鮨処「敏」さん、この4月に現在の場所に移転された福島で予約困難店として有名なお寿司屋さんです。
移転前の店舗よりかなりリュクス感が増した店内には個室の寿司カウンターも新設されたそうで、気の置けない仲間との会食に重宝しそうです。
サウナで砂漠化した体内に冷えたビールが染み渡ります(>_<)
移転前付きだしはおからが定番でしたが、今回は見た目も食欲をそそる前菜にグレードアップ。
この日は蒸し鮑の肝ソースにタケノコの木の芽和え、蛸の柔らか煮に川海老の唐揚げ&モズク酢に鯛の子と懐石ばりの料理が並びます。
蒸し鮑を食べ残った肝ソースに大将がシャリを投入、ソースに絡めて食べると磯の香りを感じるお寿司に変身。
おまけにその後日本酒を注いでもらい肝酒の完成、カニの甲羅酒に負けないコクのあるお酒は初体験(◎_◎;)
アブラメとよもぎ豆腐のお椀、香ばしい皮目と上品な脂のアブラメのコラボと優しい出汁に思わずホッコリ(^.^)
お造りはコリコリとした身の和歌山県加太産真鯛に、脂がシッカリのった済州島産の炙ったのどぐろ。
塩とスダチ、それにわさび醤油と食べ方を変え味の対比を楽しみます。
そろそろアレが欲しくなってきました・・・
お寿司も気に入りましたが私が一番気に入ったのは日本酒、敏さんの日本酒担当スタッフがサーブする日本酒には毎回唸らされます。
十四代など高級な日本酒もオンリストですが、彼は今食べている料理に最適なお酒をチョイスしてくれるので黙ってお任せが一番。
サラリとした脂が個体の良さをストレートに現している中トロ。
甘鯛の焼物でアテは終了。
いよいよ握りのスタート。
塩で甘みを引き出したイカに、脂がのったシマアジ。
まな板でたたきつけ身が動いた状態で供される生の鳥貝は絶品、ほんのり炙ったキンキはさら~っとした脂とシャリのバランスが絶妙。
握る前に浅漬けした中トロはマグロの香りが最も分かる部位、炙った大トロはシャリのおかげで一段と脂の良さが際立ちます。
甘みの強いクルマエビに、定番ウニとイクラの贅沢プチ丼。
〆の穴子は一貫はツメ、もう一貫は塩とワサビで頂きます。
どちらとも穴子の旨味を引き出す食べ方(^^)/
煮はまぐりの握りにそのだし汁をかける変化球、胃に優しくおかゆ感覚で頂けます。
べったら漬けが登場したら握り終了の合図、イチゴで今宵のディナーはこれにて終了。
敏さんの大将はかなりの努力家、試行錯誤で美味しいお寿司を追及されています。
握りを食べてる途中でシャリが気になり大将に尋ねると、「赤酢を少し入れました」との返事。
シャリを変えるのはかなり勇気のいること、それだけ真摯にお寿司と向き合う姿勢には感心の一言です。
魚も握りも日本酒も派手さはないですが、いずれも芯の通った本物が味わえるのが敏さん最大の魅力です。
【GW営業のお知らせ】
4月28(土)・29日(日)は12:00~22:00
4月30日(月)は休業
5月1日(火)~4日(金)は17:00~22:00
5月5日(土)以降は通常営業となります。
なお通常定休日の5月1日・火曜日は営業致します✌
ご来店の際はお電話もしくは当HPの営業カレンダーにてご確認下さいませ<(_ _)>
★4月28日(土)13:30~17:00は貸切営業となります。
お席のご案内は12:00~13:20と17:00以降となりますので、予めご了承下さい。