朝食も済みこれからオプショナルツアーに参加、高級ホテルの入口にはワンちゃんがマイポジションで朝寝中・・
ホテルイングラテッラの前で客引きをするアメ車のドライバー達、気になる運賃ですが時期や天気により変わるそうです。
大体1時間40CUCで下がっても35CUCまで、気持ちよく35CUCで手を打ちましょう(^^♪
ガイドさんがフロントまでお出迎え、ホテルの前にはチャーターしたアメ車のオープンカーがスタンバイ。
今日はHISさんの「プライベート・『いいどこどり』半日市内観光 クラシックカーと旧市街ウォーキングツアー(昼食付)」に参加、ツアー費は一人US$185とキューバの物価を考えればお大尽ツアー(@_@)
今から2時間オープンカーでの市内観光、快晴のハバナ市内を爽快にドライブがてら巡ります。
オープンカーとは言っても運行速度は30キロメートル、安全運転で優しい風が吹き込んできます。
どうですか、この抜けるような青空。
どこをとっても絵になる町並み。
クラシックなアメ車は現在も立派な移動手段です。
こちらがキューバ最高峰の学問府「ハバナ大学」、国内はもとより全世界から学生が集まっています。
キューバは教育費が無料、国籍を取得すれば幾つになっても大学で勉強することが出来ます。
こちらが旧市街と並びハバナを代表する観光地「革命広場」、ここでフィデル・カストロの名演説に民衆が歓喜した広場です。
新市街の中心に位置するこの革命広場には、二つのシンボルマークがあります。
一つは内務省の壁に掲げられたチェ・ゲバラの肖像画、キューバを語るうえでチェ・ゲバラなくしては語れないのでここで歴史を少々。
1492年コロンブスによって発見されたキューバ島はその後400年もの間スペインの植民地支配かに置かれ、そのスペインを追い出しにかかったアメリカの支援で1902年5月20日に独立を勝ち取りました。
しかし支援したアメリカがキューバに残り内政干渉を始め陰でキューバを支配、そのアメリカのいいなりだった時のバティスタ政権の冷徹な弾圧により国民の不満は募るばかり。
それに反旗を翻したフィデル・カストロと知り合ったのがアルゼンチン人のチェ・ゲバラ、医師でもあり革命家の彼がラテンアメリカの実情を憂慮し先頭に立って戦ったのが「キューバ革命」です。
キューバ革命が成就したのちチェ・ゲバラは国家の要職を歴任しましたが、現実主義のカストロと理想主義のゲバラは袂を分かち彼はその後コンゴやボリビアでゲリラ軍に参加。 最後はボリビアで政府軍に捕らえられ1967年10月9日に処刑されました。
最後に彼の名言を。
もし私たちが空想家のようだといわれるならば、
救いがたい理想主義者だといわれるならば、
できもしないことを考えているといわれるならば、
何千回でも答えよう。
「その通りだ」と。
そのゲバラの内務省横にある情報通信省の壁に描かれているのがキューバ革命に参加したカミーロ・シエンフエゴスの肖像画、自分の息子がスペインに誘拐された時「彼だけが息子じゃない、国民全員が私の息子だ」と戦い続け第二の英雄と称えられています。
アメリカの不穏な動きを偵察するため搭乗したセスナで1959年10月28日事故死、その事故について現在も諸説紛々だそうです。
彼の肖像画の下に書かれている文字は長い演説で有名だったカストロに向けたもので、「カストロよ、うまく伝わっているよ」とユーモラスな言葉が彼の人間性を現しています。
功績では彼の足元にも及びませんが顔のデカさは相方の圧勝、ハバナに着いたらいの一番に訪れたいスポットです。