乾杯はダイキリとモヒートのツートップ、特にダイキリは今回が初めてでキンキンに冷えフローズン状態ですがラム酒がかなり効いたパンチのある味。
やはりモヒートはお店ごとに違い、ここのモヒートは若干ラム酒が強めもハーブは控えめ。
付合わせはキューバ料理定番のコロッケ、子供の頃祭りの屋台で食べた東京コロッケに似た素朴な味。
二つ選んだ前菜の一つ目がマグロのカルパッチョ、マグロの刺身に刻んだオニオンと香草や野菜が添えられています。
一瞬キャビアと間違えたとんぶりと黄色いキューブ状のマンゴーがマグロと華麗なるコラボ、ソースも甘みが効いフルーツ系でまさかキューバでこんな斬新な料理が食べられるとはびっくりぽん(◎_◎;)
続いておしゃれな食器で供されたのがタコス。
具材はキューバらしくラム酒で漬けたツナ、ソースをかけなくてもトルティーヤのパリパリ食感に染み出るツナとラム酒の官能的な味わいに酔いしれます。
梅田でも銀座でもましてや十三でも食べたことがない、それがハバナで体験するなんてキューバおそるべし(・_・;)
メインは魚と肉から一種類づつオーダー、魚は「Fish Of The Day」とその日揚がった新鮮なお魚。
お皿には見るからにふんわりとした白身魚に、上から何かのスライスがのっています。
その正体はこれもキューバではメジャーなバナナのフライ、ほんのりとしたバナナの甘みに魚から取った出汁がお互い主張せず魚と一体化しています。
先日キューバ料理は味の濃淡があまりないと言いましたが、味の足し算掛け算で未知なる味へと誘ってくれます(^-^)
チビチビ飲んでますがこの時点でもまだフローズンはご覧の残量、一杯のダイキリでディナーは十分持ちますよ(^^;
お肉は羊をチョイス、豚肉以外は輸入に頼っているキューバで羊肉は貴重です。
それよりこの盛り付け、言っておきますがここは社会主義国キューバです(?_?)
添えられている芋のピューレに揚げたバナナとあくまで控えめも滋味深いソース、野性味あふれる羊肉の旨さを包み込んでいます。
正直フレンチよりもはるかに私の口に合い、感動すら覚えるお皿ばかり・・・
他のテーブルで仕上げていたデザートに注目、メニューを探すと「フレンチトーストとココナッツミルク」と書いてあります。
スタッフがテーブルで仕上げたのがこちら、他のお客さんも私を見て伝染病みたいに全てのテーブルで注文が入ってました。
フレンチトーストのこってりとした甘さにジェラートの爽やかな甘さ、それにココナッツミルクのコクのある甘さが見事に調和!
La Guaridaさんに来たらこのデザート分、お腹に余裕を残しておかないと後悔しますよ(^-^)
こんなファインダイニングに出会え食事をしたのは、私の記憶から消えることのない人生最高のレストランでした。
レストランを後にしょうとしたその時相方がとある場所いく人の流れを発見、摩訶不思議な建物なので探検がてらそれについていきます。
古めかしい螺旋階段を上がって行くと・・・
屋上に到着、ナントそこからハバナ市街の夜景が楽しめるんです。
ここでも夜景というサプライズなデザートが待っていました(^^)/
しかし一般的な首都の街よりもかなり暗い夜景、社会主義国では不要な看板にネオンと高層ビルもなく電力事情が悪いので町全体が寂しく映ります。
見る側は浮かれがちな夜景ですが、こんなところでキューバの実情が垣間見えます。
ホテルへのタクシーはレストランの建物一階で待機しているので安心、運賃は12CUCと言われましたが10CUCまでは下がります。
おしゃれなボックスで出てきた伝票と何から何まで楽しい演出の「La Guarida」さん、ハバナ滞在中必ず訪れてその味や雰囲気に触れて下さいね(^_-)-☆
夜景を見終わる頃に降り出した雨はスコールに、朝晩限らずこのようなスコールが起きるので雨具は晴れ男以外は必要です。
大満足の一日が終了、きれいな夜景を見て明日は郊外に足を延ばすので早めにおねむですzzz