朝食前にもう一ヵ所案内しますと連れて来られたのがこちらの薬局。
店内は薬局というより博物館そのもの、壁一面年代物の薬の瓶が整然と並んでいます。
商品はあることはあるんですがここは社会主義国キューバ、両親の故郷にある万屋より品数も種類も少な目。
ただカリブ諸国の中でも薬が発達しているキューバでは世界で認められた薬も多く、中には世の男性垂涎のバイ♡グラに似た成分の薬もあるそうです(^^;
近くにある別の薬局も店内もシック、こちらは処方箋のお客さんが訪れる所です。
オビスポ通りで工場を発見、こちらはキューバの伝統衣装であるグァヤベーラを製造販売する「Cuitrin(クイトリン)」。
男性用のグァヤベーラ以外にもスカーフやカバンなどハンドクラフトが多いので、自分用またはお土産におススメです。
フィデル・カストロ夫人の肖像画が見守る工場、ここは男女平等のシンボル的な場所でもあるんです。
遅くなりましたがようやく朝食場所に到着、ここはオビスポ通り唯一の私がリクエストした人民食堂。
店内はまさにキューバ人オンパレード、観光客はほとんど行かない人民のための食堂です。
キューバの朝食と言えばこちらの一個5CUP(約30円)の「ハムサンド」がド定番、絵には野菜類が描かれていますが実物はバンズとハムのみケチャップやマスタードすらない潔さ。
三種類あったサンドウィッチの中で一番インパクトがったのがこの豚サンド、煮込んだ豚を挟んだだけで味付けはアトランダム(てきと~)にふった塩のみ。
それがまた絶品で豚の甘~い脂がバンズに染み込み、またてきと~な塩と相まって味はカリブ海のように深みがあります(^^)/
あまりにもシンプル過ぎが逆に新鮮な味に、儲からない焼肉屋を辞めてサンドウィッチ屋にしようかと真剣に悩んでいます(・_・;)
お供のドリンクは一杯1CUP(約5円)のオレンジジュース、でも小学生の時駄菓子屋で飲んだあれとおんなじケミカルなお味。
バックヤード(でも誰からも見えるセンターポジション)で粉を水で溶き年季の入ったバケツで移し替える荒業、でもこの光景下校途中に何度も見た記憶がある・・・
今回食べませんでしたが、ずっしりとした分厚いピザもキューバ人の大好物。
キューバのレストランでは猫が当たり前のようにいますが場所が厨房の中、彼はここの料理長なんでしょうか(・・?
愛想もサービスも積極性もない仕事ぶりと、行列に黙って並んで商品を購入するキューバ人の二面性が垣間見える人民食堂。
キューバ国内でしか流通していない人民ラム酒は格好のお土産に、ただパッケージが緩いので日本に持ち帰りの際は厳重にパッキングを!
どこから見ても100%ハポネサ(日本人)の私に「あんたが列の最後か?」や「そこで玉子買ってくるから順番とってて」とフランクに話しかけてくるキューバ人、あの眼と笑顔で言われたら何でもしてあげたくなる人懐っこい性格とにかく居心地よかった・・・
外国のコンビニと違って生活臭満タンの人民食堂、困っても誰かが絶対助けてくれますがCUPしか使えないのでくれぐれもご注意を(^_-)-☆
明日7月8日日曜日は臨時休業させて頂きますので、予めご了承下さいませ。