モンゴル随一のリゾート地「テレルジ」、今からテレルジの中で一番有名なスポットに向かいます。
しかし時計の針はすでに13:30、ガイドさんからランチの「ラ」の字が聞けないのがチョットだいぶ不安です。
ここがテレルジのランドマーク「亀石」、自然の力で削られた高さ約15メールの巨大な岩です。
周辺の人々の信仰の対象になっている亀石、一通りの案内を聞いたところガイドさんが「今から亀石の上ります」とおったまげのセリフ(・・?
「あそこまで行きます」と涼し気な顔で指差す方向、かなりの高さの岩の割れ目を眺めながら現状がまだ理解できてません(・_・;)
この上り道は人生で最強の劣悪な環境で手すりもロープも何もなく、段差も急で大小の岩がゴロゴロし道なき道状態。
トレッキングシューズを履いてきて正解ですが、スニーカーなら滑りやすいしハイヒールで来たなら裸足の方がまだマシです。
ただ観光に来ただけのに何でこんな目にあわなアカンのやと怒りがわいてきたその時、「ここをはいりますよ~」と前方に見えるわずかな隙間。
どう見ても正面突破は不可能、さすがに諦めようとしましたがこの先に待っている絶景スポットのため最後の力を振り絞ります。
私より若干小柄な相方も入っていくより、落ちていく感じ。
穴に落ちる感覚で降りますが途中で体を反転、横になっても岩と岩との間にお腹が引っ掛かり宙ぶらりん状態に(ノД`)・゜・。
いたい・痛い・ITAI、 痛~~~~~~~~~~~い\(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アタシハダアレ?
自力をあきらめJAFを呼んで救出成功((+_+))
ガイドさんが「ここからの景色は最高ですよ~」と誘いますがもう無理、だって本当の断崖絶壁で滑ったら間違いなく奈落の底まで落ちていきます。
冷静に考えるとアリヤバル寺院の方が全然平気、ガイドさんが来たかったから我々を道連れにしたのか”(-“”-)”
達成感たっぷりの相方、確かに絶景ですが帰りの心配でそれを楽しむ余裕は一切なし(*_*;
亀石のてっぺんに頭の部分、疲労と恐怖で心に響きません。
重力で下に落ちる往路と逆に重力に逆らっていく復路、ガイドさんも相方もたまたま居合わせた男性に押してもらい何とか脱出。
しかし運動不足・体硬い・お腹が出てる・痛風予備軍である私はいくら頑張っても上がれず、上からお二人のご協力で何とか生還(ノД`)・゜・。
体中岩にぶつかり翌日あおたんだらけの体に足はくじくは手は擦りむくわと満身創痍、もし亀岩に行かれた際上る上らないはご自身でご判断下さい。
ただこれを読んで上まで登る!と決意したなら、あなたは正真正銘のどMですね(T_T)/~~~