今度は済州特別自治道「民族自然史博物館」で済州島のお勉強をしましょう(^.^)
済州島で発掘された砂丘堆積物。
これはユネスコ世界自然遺産に指定されている「城山日出峰」、10万年前の海底噴火によってできた巨大岩山で済州島(チェジュド)を代表する景勝地の1つ。
頂上から眺める日の出は済州島の10絶景で99個の岩峰が噴火口を取り囲んでおりその内側は3万坪の広大な草原、海抜約180mの頂上まで階段が設けられているのでトレッキングに訪れる観光客が多いスポットです。
天地渕滝に飛揚島などネイチャーツアーが人気の済州島。
その見所は島内全域に散らばってるので移動はレンタカーが便利、今回時間が無く済州市に宿を取りましたがリゾートや自然を満喫するなら西帰浦エリアがいいでしょう。
漢拏山(ハルラサン)に生息する生き物、子供の教材には最適な展示が多いです。
ここからは民族のコーナーで、その昔水汲みは女性や子供の仕事だったそうです。
女性は男の子を生んで跡を継がせるのが使命、その為夜な夜な神様にお祈りを捧げていたそうです。
当時の民家は一族で生活し食事は年長者からで別々と日常生活には厳しい決まりがありましたが、それ以上に驚いたのが忠実にディテールまで再現されているこのジオラマ(;O;)
四方を海に囲まれた済州島の産業と言えば漁業、つい最近まで使用されていた漁船に今でも活躍する海女さん。
敷地入口にある石は「ジョンジュモク」、木は「ジョナン」と呼ばれます。
ジョンジュモクとジョンナンになっている済州島の家屋にある門でジョンジュモクは穴が三つあいている石柱でジョンナンはその間にさしておく木の事で. 柱一つを挟めば主人がしばらく留守だがすぐ戻ると意味で 二つは少し遠く行ったとことで、三つは何日間家を留守にするという表示で個人情報保護の現代ではあり得ないシステム(・_・;)
相方が着ているのが済州島の日常服で作業着でもある「カルジュンイ」、済州島の伝統技法による柿渋染め製品で今では現代風にアレンジされた衣服が島の名物です。
済州島の先人は石を活用する知恵を持っていて穀物を加工する石臼や、馬を引かせて回す臼や石で作った豚のエサ箱が屋外に展示されています。
説明もさることながら展示品がリアルに再現され秀逸、お堅い名前に反して娯楽施設的な内容に好感を持った民族自然史博物館でした(^^)/