さらに山間の道を進むこと30分、車は吾川郡仁淀町に入って来ました。
今から向かう観光地入口付近にある駐車スペースはわずか3台、この日は休日とあって近くにある小学校のグランドが臨時駐車場。
どうですか? 三丁目の夕日に出てきそうな郷愁を誘う雰囲気。
ここは雨と川の流れで造られた自然の渓谷美「中津渓谷」、ここでもいろんな表情を見せる仁淀ブルーが見所の一つです。
一軒だけあるお土産屋さんの横が渓谷への入口、遊歩道はちゃんと整備されているので普通の靴でも問題なし。
見る角度で色の濃淡が変化する仁淀川。
大きな奇岩やまるでデザインされたかのような岩がゴロゴロ、自然が作り上げる造形美に感嘆。
中津渓谷の遊歩道を中津橋から歩き出すと、福をもたらすという七福神が遊歩道沿いに7体観光客に優しく微笑んでいます。
道路から川や岩が見えるので予備知識なしで遊歩道を歩き始めましたが、急な登りにアンテロープキャニオンばり岩と岩の間を歩くなどかなりハードな道のり。
後で知りましたし実際歩きましたが往復約3キロの遊歩道、急な階段も多いのでご年配の方は途中の滝までが無難です。
写真じゃ伝わらないかな~ この橋は狭くよく揺れるので結構スリルあるんですよね~(・_・;)
ここが一番のスポット「雨竜の滝」。
華厳や那智の滝に比べたら全然と侮るなかれ、小さいながらも滝の音がじんわりと体に響いてきます。
周辺はマイナスイオンにあふれ空気がぴ~~んと張り詰め、呼吸をすると冷気が気管を通って体の隅々にまで新鮮な空気が染みていきます(^^;)
シンガポールのマーライオンや滝などでよく見かける愚かな輩、このショットを撮るのにまさかのTAKE3・・・
滝を堪能した後は最後の見所「展望台」へ。
滝の入口から悪路を上ること30分、やっと展望台に辿り着きました。
苦労して上がって来たそこに待っていたのはプチ絶景、道中の景色が良かっただけに期待しすぎたか(^^;)
やっぱり中津渓谷は透き通る仁淀ブルーと、自然が織りなす奇岩に尽きます。
ここで相方が「仁淀川って阪神競馬場の仁川と京都競馬場の淀が混ざってるから、競馬の聖地かも・・・」の一言。
その言葉にさっきまでの観光気分もぶっ飛び、2019年馬券が未勝利の私は藁をもすがる気持ちで心の底からお祈りを捧げました(・_・;)
アクセスも悪く険しい遊歩道とハードルが高いですが、その足で向かった先には感動する景色が待っています。
こんな素晴らしい観光名所なのに入場料は無料、国内にもまだまだ素敵な場所がいっぱ~いあるんですね(^_-)-☆