博多の夜は中央区今泉にある「博多表邸 本店」さん、ここは福岡市民のブログで見つけたお店です。
旅の情報はガイドブックよりも個人のブログが新しくかつ詳細に語られています、その真偽は別として・・・
間口は狭いんですが京都の長屋みたいに奥まで深いアプローチ、どこか隠れ家的な雰囲気のするお店です。
入口すぐにある生簀と水槽、新鮮さをアピールするにはもってこいのシチュエーション。
こちらは個室が9割を占めますがわれわれはカウンター、客層を見るとカップルか同伴だったのでゆっくり食べたかったのにちと残念((+_+))
九州の冬の味覚と言えばあら(クエ)が王様、薄造りからあら鍋まであらゆる調理法でクエを存分に楽しめます。
また左党が喜びそうな一品も多く注文も迷いますが、今回はお店おススメ「【呼子直送活烏賊】と博多表邸自慢の【元祖塩もつ鍋】コース3,800円」を事前に予約。
生ビールで乾杯ですが、最近この手の軽~いタンブラーを使うお店が増えましたね。
コースの始め「本日の前菜三種盛り合わせ」と「玄界灘産、旬鮮魚お造り盛り合わせ」がワンプレートで登場。
かなり小ぶりな器の中にシンプルなアテが三種、チョット拍子抜けなスタート。
サーモン・鯛・寒ブリのお造り盛合わせですが、これまた小ぶりで三切れで終了(・_・;)
メインの呼子直送活烏賊は二人で一杯、店員さんから「身だけを食べて下さい」との指示。
身は透き通ってイカの表面もギラギラしていかにも鮮度が良さそうですが、でも二人だとあっという間になくなります(*_*;
この後イカは後造り用として再び調理場へ。
季節の茶碗蒸しです、はい(=_=)
あともう一つのメインがやって来ますが全体的にポーションが少な目、ここでこれも博多名物「ゴマ鯖」を追加注文。
コリコリとした身に程よい脂が絶品、甘めのタレに胡麻と海苔の風味が相まって「うまか~」の一言(^^)/
ドリンクメニューは相当なもので福岡の地酒をリクエスト、サーブされたのが「繁枡 博多一本〆」。
香りはうっすら大人しめですが口に含むと米の旨味が鮮烈、これがまたゴマ鯖に合うんだあな~~(#^^#)
先ほど食べた呼子直送活烏賊の残りはゲソの唐揚げに変身して再登場、揚げたてのゲソは火を通すことにより柔らかくそして甘みも増しています。
素材に調理法と言いベストな状態に、ただ「旨い」しか言葉はありません。
薬味と共に登場したのがもう一つのメイン「博多表邸自慢の【元祖塩もつ鍋】」、これはセルフサービスで鍋の面倒を見ます。
ぐつぐつ煮えてきました、そろそろ食べ頃かな?
プリプリのホルモンは脂が甘くて軽くキャベツもしんなりといい具合、醤油味や味噌味が多い中珍しい塩味は素材の味が良く分かる食べ方。
もつ鍋の〆はちゃんぽん麺、具を少し残して麺を投入(^^;)
太めストレートのちゃんぽん麵、塩味だけあって最後まであっさりといただけます。
海の幸に地元の名物が贅沢にも一度に楽しめる「博多表邸」さん、高知の「明神丸」さんと同じく郷土愛にあふれたお店でした。
二人ならコース料理を頼んで足らなければ単品注文で腹具合を調節できますが、カウンター席は板前さんが生簀に魚を獲りに行き慌ただしいので避けた方がいいですよー