大阪・十三 焼肉の請来軒 ブログ


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 金沢・鮨処あいじの絶品握り

  2019年05月22日 (水)

いよいよ待望のにぎりに移りますがお皿の上にはガリではなく野菜の浅漬け、シャキシャキの食感に程よい漬け具合はあいじさんオリジナル。

きれいに包丁を入れた赤烏賊はネットリとした身に濃厚な甘さ、食べやすいように仕事がなされた握りは優しいお味(^^♪

先ほどアテで頂いたガスエビはシャリと合すと旨味が引き立ち、その酸味がガスエビの旨味を一段上へと昇華させています。

本店でいただく地元の米を使用したシャリは物産展とはまさに別物でふんわり握られ口の中で自然とばらけていき、その後にお酢のコクがじんわりと広がるたまらないシャリなんです!(^^)!

安定な旨さと風味のヒラメはやっぱりシャリとの相性が抜群。

次に出てきたマグロのヅケは6時間しか漬け込んでないとは思えないくらいの浸かり具合、赤身が持つ酸味が残っていてかつ少し柔らかくなった食感こそがヅケの醍醐味。

物産展でも頂きましたがあいじさんにはカジキマグロのヅケもあり、本マグロには及びませんが爽やかな脂と酸味の食べ比べも面白い一貫です。

美味しい握りばかりですが日本酒も忘れてなく、次はこだわりの酒造りで日本酒党の間では有名な「農口尚彦研究所・本醸造 無濾過生原酒」。

香り・旨味・酸味が渾然一体となって口の中に広がる骨っぽい日本酒、すべてを洗い流しまた握りが美味しく頂ける日本酒のストーリーには感服。

今回一番感動したのが江戸前寿司で人気ネタの小肌、〆加減が絶妙で皮目の固さも残しつつ地元手作りのお酢が染み渡った身には絶句。

今までで最高に美味しかった小肌は2回もお代わり、お寿司屋さんってやっぱりお酢が命ですよね(^.^)

あいじさんと言えばこの「毛蟹の蒸し寿司」が代名詞で漆器にシャリとほぐした蟹の身を乗せて、その上に餡をかけて蒸したものでシャリと蟹をスプーンで混ぜ混ぜして食べる変わり寿司。

酸味がきつすぎないシャリなのでとろりとした餡がカニと包み込むように、そして旨さを逃さないあいじさん必食のお寿司?です。

こちらの北陸で有名な万寿貝はこれも県外には出ないネタの一つで物産展でも食べましたが、火気使用禁止の百貨店では生のままでしたが本店では炙って登場。

噛めば磯の香りが広がるのは春と同じでしたが炙ってあるので香ばしく、また火を通したことによって身も柔らかくなり貝好きにはヘブンな握りです(@^^)/

芽ネギは産地不明でしたが、アテにも握りにも地元の加賀野菜も使用されているので野菜も要チェックです。

かなりいい気分になって来ましたが、この後はサンダーバードで気絶するだけなのでお別れの一杯を注文。

石川県日本酒の雄「手取川」は飲み口はガツン系ですがサラリと消える余韻が特徴、ここではお酒によってグラスを替える日本酒の飲み方もチョイスも素晴らしいの一言。

板さんがニコリとしながら差し出したのが北陸の海の王様「のどぐろ」、その脂と言い・・・・・、もういいでしょう(@^^)/~~~

よそのやせ細ったのと違い肉厚の甘エビは昆布締めで、その甘みと磯の香りでお口の中は日本海や~~

ビッグサイズのウナギはお味も食べ応えも満点、ふんわりとした身に上品な脂は人を幸せにするお味です♡

最後に巻物の追加をリクエストしたらこれまた王道のかんぴょう巻き、巻き方と言い干瓢の煮込み方と言い取りを飾るにはふさわしいのがかんぴょう巻きです。

相方との会話も忘れひたすら魚に集中した2時間、名残惜しいですが電車の時間があるのでこの辺でお開き。

蒸し寿司以外は小手先に走らず魚貝の旨さだけをダイレクトに握るあいじさんのお寿司、ただそれを支えているのが何と言ってもあの素晴らしいシャリ。

巷では江戸前や若手職人の創作など様々なタイプのお寿司屋さんが林立してますが、お寿司はシャリが命だと再認識させて貰ったあいじさんの正統派握りでした。

久しぶりに食事で幸せな気分になったこの夜、今回ほどグルメに関して恵まれた旅はなかったと訪れた全てのお店に感謝です(^.^)

ニコニコして金沢駅前でポーズを取る相方、しかし金沢出発前に寝落ちし高槻を過ぎてから目覚めた事だけお伝えしておきます(ノД`)・゜・。


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