予想外に楽しかった次はこれぞトヨタの神髄「自動車館」、当初はこちらの方しか興味なかったんですが・・・
自転車に簡単なバッテリーを付けることから始まった車の歴史、ランクルやレクサスも元をたどればここがスタート。
自動車館もスタッフのガイドがありますがところどころの案内、繊維機械館と違いここは自分の目で見学するコーナーです。
形状が複雑なシリンダーも輸入に頼らず国内生産に舵を切った佐吉翁の長男・豊田喜一郎、その為鋳造の技術もグングン進化。
アメ車をベースとしたデザインは滑らかな流線形、木を使って職人の手作業で行われたモックアップ製作。
これがトヨタ最初の自動車用エンジン「A型エンジン」のレプリカ、まだ技術のないその当時シボレーを解体しそのエンジンを手本にしたそうです。
車の裏側なんて見る機会はないですもんね~
ここはヘッドランプですが、各パーツの変遷が一目瞭然に分かります。
左は初代クラウンのアナログメーターで右はデートカーとして大人気だったソアラのデジタルメーター、新しもの好きな私は最初の車(カローラレビン)のメーターもデジタルにしました(^^ゞ
この1936年製トヨダAA型乗用車のデザインは現代でも通用しそうな斬新的なスタイル、この車がトヨタ自動車の礎となりました。
延べ7,900平方メートルの広大な館内には巨大な機械が動態展示、子供だけじゃなく大人の社会見学にも適した展示物ばかり。
トヨタが独力で純国産技術により開発した最初の本格的な乗用車、1955年発売の初代クラウン。
走り屋に愛されたカローラスプリンターも初代はガチガチのセダン・・・
日本が作った最高傑作のスポーツカー「トヨタ2000GT」、レストアされた中古車の価格はナント2000万オーバー(;O;)
その当時のトヨタの技術を集約した1989年発売初代セルシオ、先進技術に贅を尽くした内装など憧れの車でした。
今や当たり前となったハイブリッド車の先駆け「プリウス」、エンジン内部の仕組みを見学出来ます。
数多い展示車の中で圧倒的な存在感を出していた2010年12月から2012年12月にかけて限定500台生産された派手なイエローの「LEXUS LFA」、その中古車価格は3500万円で同じイエローの私の愛車が15台も買えます(・_・;)
フラッと車を見回しましたが私の若い頃はまず運転免許を取って車を買う、そしてオリジナルのカセットテープを作ってデートの時に流すのが大人の男へのステップでした。
でも今どきの若者は車も乗らず・酒も飲まず・ギャンブルもせずと、一体何が楽しみで過ごしてるんでしょうかね(+_+)
時間潰しと言っては失礼ですが場当たり的にお邪魔した「トヨタ産業技術記念館」、そこには見せ方ひとつで普通の工場をテーマパークに変えてしまうトヨタのアイデアに豊田佐吉翁イズムが流れているように感じました。
トヨタグループ創業の地で学ぶ発明や技術の進化、大人も子供も楽しめる名古屋に来たらマストな施設ですよ(^^)/