腹パンのお腹をさすりながらやって来たのは「善通寺」で名前しか知らぬただふらりと立ち寄りましたが、ここは空海誕生の聖地であり真言宗善通寺派の総本山とはつゆ知らず(^^ゞ
駐車場から済世橋を渡り最初に見えるのが太平洋戦争中にビルマ戦線で亡くなられた全国18万有余の方々に、ビルマ国独立のために戦死した人々を祀る「パゴダ供養塔」。
塔の上部にはステンドグラスが埋め込まれ、戦没者の方々へやすらぎの光を届けています。
供養塔を過ぎるとカエルのオブジェに遭遇、これらは「蛙の謂れ(いわれ)」といい有難いお言葉にあやかったカエルの彫刻がお出迎え。
六蛙(お迎え)・若蛙(若返る)・無事蛙(無事帰る)とそのクオリティは笑点レベルですがまあいっか(*_*)
境内にそびえ立つのが国の重要文化財「五重塔」、基壇から相輪までの高さが約43メートルあり国内の木造塔として3番目の高さを誇ります。
ここも国の重要文化財に指定されている善通寺の本堂「金堂」は善通寺の中央に位置し、金堂内の中央須弥壇上に座すの、善通寺の本尊・薬師如来坐像で眼には水晶を嵌め込んで生気に満ちた鬼気迫る表情は圧巻です。
お線香をくべて祈りを捧げますがその線香には家内安全・厄除祈願など数種類あり、私は迷わず「商売繫盛」を取りましたがここでは線香は立てずに横に置く特徴ある線香炊きです。
秋の気配を感じる静寂に包まれた境内。
金堂周囲の左右に並ぶ五百羅漢像。
この日最大の見学場所となったのがこちらの遍照閣(へんじょうかく)」。
こちら遍照閣で体験できるのが「四国八十八カ所霊場 お砂踏み体験」。
館内は撮影禁止ですが看板に貼られた写真のように四国八十八ヶ所各霊場寺院の御本尊をお祀りし、各寺院より頂戴した境内のお砂をそれぞれの正面に敷き、それらを踏みながら礼拝していくことにより四国八十八ヶ所霊場を巡拝されると同じような功徳を積めると言われています。
入場料は要りませんが代わりに500円を渡すと5円玉100枚が入った袋と交換、第一番札所から順番に御真言を唱えながらお参りをしそれをお賽銭とします。
四国霊場第75番札所「善通寺」は周辺にはいくつもの霊場が密集し、また郊外には古墳や昭和初期の近代建築が点在するなど、古代の歴史やロマンに触れられるのが善通寺市です。