今宵は珍しく地元を散策、最近個性的なお店が増えてきた十三界隈。
お店から自宅に帰る途中に見つけたニューカマーのお店を発見、ビビッときたので迷わず訪問。
お邪魔したのは「Tiburon(ティブロン)」さん、スペイン料理のお店です。
ラテンミュージックが流れる店内、奥にはパテオもあり開放的な雰囲気。
カウンター席に数卓のテーブルもあり、外観から見るより結構席数はあります。
先ずはハートランドの生で喉の渇きを癒します(^ ^)
付き出しはキャベツのスープ、キャベツの甘みとコクのあるブイヨンがいい塩梅。
タパス(スペイン風前菜)からメインにパエリアまで、一通りのメジャーなスペイン料理が用意されています。
なんちゃってスペインバルが多い中ここのピンチョス(スペインバルで最もメジャーなアテ?)は本格的、丁寧に作り込まれていて頂いた瞬間このお店が好きになりました(*´∀`)♪
ちなみに本場スペインのバルではそのお店の名物ピンチョスを一品とアルコールを一杯、それを何軒もハシゴするのが一般的なバルの楽しみ方です。
次にオーダーしたのが「マドリード風カジョス」、早く言えばイタリアンの「トリッパ」のスペイン版です。
トマトトマトしたトリッパと違い酸味は感じずブイヨンベースの骨太なお味、ハチノスを引き立てまたひよこ豆がいいアクセントになっています。
ここでワインにチェンジしますがこちらではリーズナボーな価格帯が多く、でもコスパの高いスペインワインが揃っています。
甘いベリーの香りに程よく効いたタンニン、常温なので味の膨らみは豊かです。
スペイン料理の代表とも言えるハモンセラーヌ、肉の旨味に燻製香が相まって噛めば旨味と風味がじんわり広がっていき長い余韻が楽しめます。
もっとシェフの味を知りたくなりオーダーした「豚肉の田舎風パテ」、スパイスは控えめながらも肉の野性味が凝縮されたワインによく合うパテ。
一般的に甘みの勝った物が多い中フルーツとワインを絶妙に合わせた自家製サングリア、飲み口はスッキリで穏やかな旨みはここに来たらマストオーダーです。
スペイン料理の締めと言えばもちろんパエリア、今回は天使の海老とチキンのパエリア。
これも素材を活かした調理法で魚介の旨味が詰まったまさにシンプルイズベスト、パエリアに代表されるようにティブロンさんの料理は素材の良さを最大限に引き出す本格派。
一見とっつきにくい風貌ですが優しい語り口のシェフと明るくスペインの話題になると地球の歩き方で説明してくれるマダム、そんなお二人の人柄も心地良いファインダイニングです(^-^)