昼食後初めて単独行動で、今から知人に教えて貰った秘境に向かいます。
北海道は一本道が多いのでナビはあまり仕事はしません。 ただ怖ろしいのがナビの到着予定時間で例えば「目的地までは30㎞、約40分で到着します」のアナウンス、高速道路を使わず一般道なのにナビも制限速度は守らない前提で案内しているのでしょうか(・・?
目的地の看板が見えてきました。 今から足寄(あしょろ)町の神秘の湖「オンネトー」に向かいます。
横道に入りさらに10分車を走らすと・・・
オンネトーは阿寒摩周国立公園の最西端に位置し雌阿寒岳の麓にある周囲2.5kmの湖、季節や天候に見る角度によって澄んだ青やエメラルドグリーンに色が変わる神秘の湖です。
視界に飛び込んできた絶景、雑音が無く鳥のさえずりと揺れる木々のにただただ大自然の前で立ち尽くすだけ(^^;
湖面に映える白い雲に雌阿寒岳の木々の緑、目にも優しく心に響く景色が人を非日常へと誘います。
オンネトーはただ湖を眺めるだけでなく周辺を散策できるコースがあり、個々の目的に応じた4つのコースがあります。
その中で知人に教えて貰った「湯の滝コース」を散策します。
無料駐車場にはトイレがあるので必ずここで済ましておかないととんでもないことが待ち受けていますが、それを知らない私はあとで地獄を見ることに(・_・;)
オンネトー南端の駐車場から湯の滝までの約1.4kmのコースはほかの散策路に比べると幅広く、ゆっくりとオンネトー周辺の自然を楽しみながら散策ができる初心者向けのコースです。
一本道なので迷うことはありません。
苔が自生する森の中で静かに生きる木に横ではその生命を終えた木、先ほどの食事と言い今回は生命力に出会うシーンが多いです。
鬱蒼とした道中に見かけた一輪の花にほっと一息。
比較的平坦な道が多いですが、湯の滝に向かって多少登りの傾斜があります。
高い所にある木の皮がめくれてますが、ひょっとしたあの方の仕業(・_・;)
駐車場から歩くこと約30分、突如視界がパ~~っと開けてきました。
落差20数メートルの2条の滝からなるオンネトー湯の滝は阿寒富士に降った雨や雪が地下に浸透し十数年かけて溶岩流の末端から湧出したもので、滝上流の泉源では温度43度ほどの温泉が湧き出しかつては天然の湯滝として利用していたそうです。
現に知人も数十年前に水着着用でこの滝を浴び、シャンプーもしていたそうです。
外気温20℃下で滝から流れる水に触れるとあったかくはありませんが冷たくもなく、微生物によって酸化マンガンを生成する現象が発見されたため現在は入浴禁止となっています。
ここで緊急事態が私の身に降りかかり突然OPPに、確かに道の駅でソフトを食べ天ぷらに地元の美味しい冷えた水をがぶ飲みしとどめは食後のコーヒーと原因は盛りだくさん(;_:)
このトイレに飛び込んだのですが見事な和式ぼっとんに電気と鍵はナシ、床には虫の死骸が無数と荷物置き場もないまるでサバイバル(ノД`)・゜・。
なので絶対駐車場のトイレで整えてから散策に出掛けてね(;_:)
マイナスイオンを浴びながらの散策は普段運動不足の人間にしたら格好のリハビリ、自分の足で見る景色はまた違った表情を見せてくれました。