日付の変わった夜中0:50から読売テレビで放送された「ドキュメント’12」、ご覧になったでしょうか? 眠れずにテレビをつけるとこの番組が流れてました。
内容は今年の8月にシリアで銃弾に倒れた戦場ジャーナリスト・山本美香さんの活動を紹介するものでした。
私も最初にこのニュースを知った時は「紛争地にいるのだから仕方ない事」と思い、現に番組の冒頭は何も感じずただ見てるだけでした。
しかし、彼女が取材したパキスタン紛争・イランイラク戦争・チェチェン紛争と番組が進むに連れて彼女が伝えたかった事は戦場の凄まじさではなくその戦火の中で必死に生きる何の罪もない人達だと分かり食い入る様に見ました。
戦場での緊迫した彼女の行動と日本に帰国した時(特に実家でご両親との団欒)の表情が戦場の悲惨さと日本の平和?さを好対照に表していました。
ただ、紛争の取材と同じくらい彼女の戦場での日常生活が克明に残されていました。 ひょっとすると彼女の心のどこかで「自分の死」を覚悟していたのでしょうか?
銃弾に倒れるその瞬間まで紛争・戦争の悲惨さや愚かさを伝えようとした彼女の凛とした生き方が印象的でした。
何故、今回こういう事を書いたのか。 やはり先週末の悲しい出来事が心を感情を敏感にさせていたのだと思います。
低俗な番組が多い地上波テレビで久しぶりに見応えのある番組でした。
まさと