八月酷暑のとある日、やって来たのはめっきり人通りが少なくなった北新地。
今宵は飲み友達とある物を食べに、お邪魔したのは堂島「割烹 小森」さん。 見落としそうな場所にあり、階段を二階に上がるとそこがお店です。
カウンター6席とテーブルが一卓のこじんまりとした店内、撮りませんでしたが優しそうなご主人(大ベテラン)と割烹着が素敵な女将さん(大ベテラン)お二人で切り盛りされています。
以前ならこの乾杯ビールを飲んで一息つきましたが、現在は飲食店に行ってマスクを外した瞬間にホッと一息(^^ゞ
スゴイでしょ~~、目の前には今日の主役である貝のオンパレード(^^♪
まさに旬である貝の数々、今宵は珍しい貝料理コースを楽しみます(^^)v
冷製茶碗蒸しからコースはスタート、和食の基本である出汁がしっかり効いた卵液それ自体がすでに「旨い」です。
肉厚なウナギは卵を纏うことに事によって脂が中和され、ウナギ本来の旨さがダイレクトに伝わって来ます。
夏の貝を代表する鳥貝は酢味噌で、肉厚な身から噛めば溢れる磯の香りは貝好きにはたまりません。
また良いお酢を使われているので鼻に当たらず、味噌の濃厚さと爽やかな酸味が鳥貝の旨味を引き立てています。
ボイルした北寄貝は鳥貝とは違い貝の旨味が鮮烈、わさび醬油との相性も良く旨味と甘みが交互に押し寄せてきます(^.^)
見るからに活きの良い生カキは岩ガキと見間違うほど立派なサイズ、ありきたりな言葉ですが濃厚の一言。
でも生臭くてくどい濃厚さではなく、上品でその余韻は長く続きます。
ホタテは王道の焼きで提供、焼きと言っても中はレアに仕上げてあり甘みを引き出す大将の腕がよく分かる一品。
薄味ながら芯の通った出汁が旨味を引き出し、またホタテのヒモが良い味してるんですよ~(^^♪
貝尽くしコースはいよいよメインに入ります。