大阪・十三 焼肉の請来軒 ブログ


大阪・十三 焼肉の請来軒のブログです。

みなさまのご来店、楽しみにお待ちしております。

ご予約・お取り置きはブログでの受付はできませんので、あらかじめご了承ください。

まだ普通に飲食が出来た昨年11月の備忘録、早くお客様に時間を気にせず楽しんで頂ける日を願っています。

とある火曜日に降りったのが大阪メトロ「千林大宮」駅、今宵は請来軒のお馴染み様行きつけのお店での食事会。

千林大宮は谷町線で東梅田から6駅、旭区らしいですが大阪で生を受けて52年で初の土地を踏みます。

千林大宮駅3番出口から徒歩20秒、お邪魔したのはこちら「IL LEONE(イル・レオーネ)」さん。

最低限の情報しか出していなく一見さんやフリーのお客さんは入りずらいオーラ、商売人からしたら逆にワクワクする外見です(^^;

ワインの空きボトルがそこらじゅうに並ぶ店内、イタリアンですがお箸で食べるカジュアルな雰囲気です。

黒板に書かれたメニューというより本日入荷の食材、特に鮮魚はそこらのお寿司屋さんよりもマイナーな仕入れ。

今回アラカルトではなく、コース料理仕立ての構成です。

1793年からブドウ栽培農家を続けるウベルティ家がリリースする「フランチャコルタ・ロゼ・フランチェスコ・プリモ NV ウベルティ」、ガスのキメ細やかさが際立ち少しプラムやフランボワーズのようなロゼの風味もあり食欲中枢を刺激します。

最初に出てきたアミューズは、

パンチェッタ
オリーブをピザ生地揚げたピザの一種
焼いたいんげんにヤギのチーズのせ
エビを若鶏で巻いたものにアサリソース
エノキのスープ(シェフがなかなか答えを教えてくれません、一種のクイズです)

パイ生地のフライに入っているオリーブはインパクトは弱めですが、じんわり広がる風味と上品な脂は初体験。

若鶏の野性味にエビの甘さ(ここでは数種類のエビが登場しました)にアサリソースの香り、これらの素材の組み合わせも初体験。

続いてはお魚のお皿で、

牡蠣
錦江湾のナミクダヒゲエビ(赤エビ)
スモークした明太子のイカ巻き(付け合わせのセロリが絶品)
イサキのペッパー和え
カワハギの肝醤油ソース
焼いた鱧の梅酢ソース

どちらかと言えば淡白な身のイサキですがペッパーが、その奥に眠っている甘みを引き出しています。

高知では「はらんぼう」と呼ばれるマグロの腹上、キレの良い脂と少し歯ごたえのある肉質がベストマッチ。

ここからはソムリエでもあるシェフのペアリングがスタート、白はシチリアのヴァッレ デラカーテ テヌータ イ ビディ二 インツォリア。
香りは桃みたいに重めの甘みとチョットだけ蜂蜜を感じる、これは鱧とイサキやカワハギと合すようにとの提案。

赤は「フェルシナ ベラルデンガ キャンティ・コッリ・セネージ 2016」、キャンティ・クラシコの最も有名なワイナリーの1つでもあるフェルシナはアロマが広がりフラットな飲み口で程よい渋みが感じられます。

この赤には鱧やマグロのはらんぼうと相性が良いです。

先週も福井県で開高丼を始めとしたカニ三昧でしたが今宵もカニ(コロッケ)、カニが主役なはずですがベシャメルが奥深くバター臭くなく、おまけにトマトソースが研ぎ澄まされた懐石料理のお吸い物ばりにトマトの旨味が凝縮。

次も白で「レ ヴェーレ ヴェルディッキオ クラシコ 2018 モンカロ」は砂と粘土を多く含む風化堆積した海底土由来の土壌で育ったブドウを使用、樽は使用せずクリアで若さあふれる果実味は食中酒にはもってこいです。

食べ進むにつれて胃袋と肝臓が次を求めています、この後も素敵な料理とワインが我々を待っていました(^^♪


請来軒   大阪市淀川区十三本町1−2−6     電話:06−6390−1739
Copyright © Chinraiken All rights reserved.