次の訪問地はこちら「北淡震災記念公園」、言わずと知れた阪神淡路大震災の記録や貴重な資料が展示されています。
平成7年1月17日午前5時46分に発生したマグニチュード7.3、最大震度7を記録し死者6434名の尊い命が失われた兵庫県南部地震を後世にまで伝えるため造られた施設です。
阪神高速神戸線が倒壊した風景は衝撃でしたが個人的には阪急伊丹駅の崩壊、地震の二週間前までサラリーマンとして約4年間通勤していたあの駅の無残な姿に茫然とした事が思い起こされました。
国指定天然記念物野島断層をそのまま保存する「野島断層保存館」、破壊された道路や地割れなど断層による様々な地形の変化を見学出来ます。
地面や側溝が波を打ったように曲がる自然の驚異、地震の恐ろしさを感じるには十分な光景。
こちらの「震災体験館」では兵庫県南部地震(直下型地震)と東北地方太平洋沖地震(海溝型地震)の揺れの違いが体験できます。
この日は兵庫県南部地震だけの体験でした。
当時の新聞が展示され当日のNHKニュースが流れる中の体験、分かってはいてもあまりの揺れの強さに恐怖が蘇って来ました。
気が付いた時自宅は左右に強く揺れ横で相方は恐怖のあまり取り乱した中、「落ち着け、大丈夫だから!」と言い聞かせましたが人生で初めて死の怖さを知りました。
この地震で大学の同級生で会社の同期でもあった大切な友人を失いました。
毎年1月17日には彼の事を思い出し天に向かって合掌、生かせてもらった人生を有難く思い彼の分まで悔いのない毎日を送りたいと思います。