大阪・十三 焼肉の請来軒 ブログ


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 荒汐部屋

  2013年03月07日 (木)

ここは大阪・豊中市にある「豊中稲荷神社」。  阪急豊中駅から歩いて5分の所にある由緒ある神社です。

その神社の敷地内には何やらのぼりが立っています。 

見えずらいでしょうが「十三 請来軒」ののぼりも見えます。

ここは大相撲・荒汐部屋の宿舎、 私の親父は荒汐部屋創設からのお付き合いです。 今日も差し入れを持っての激励です。

居間に通されると真昼間ですがビールが出てきます。 皆さん、相撲部屋はビールを飲むときはどんぶりで飲みます。 1回おかわりを入れてもらっただけで大瓶1本分の量です。

すでにちゃんこが終わった後で残り物なのですが、 逆に全ての具材が染み出たチャンコなのでラーメンを入れてもらって絶品の出汁を味わいます。

これは荒汐部屋秘伝の「にんにく味噌」で、かなりの味ですがレシピは教えてくれません。 それが部屋秘伝の味なんです。

この方がこの部屋の親方「荒汐親方」です。  新潟県出身で現役時代のしこ名は大豊、名門の時津風部屋に所属し(その頃は他に蔵間・谷嵐・大塩・尾形など関取衆がたくさんいました)最高位は小結で金星も挙げ十両優勝の経験もある四つ相撲が得意な力士でした。 うちの親父とは親方が現役の頃からのお付き合いで今でも親方を部屋を請来軒はサポートしています。

この子は部屋頭の福轟力(ふくごうりき・福島県出身)、今場所は幕下の16枚目です。 先場所は11枚目で関取までグーンと近い位置まで番付を上げましたが残念ながら負け越し。 今場所は最低5番勝たないと先々関取になるのは難しいでしょう。
大相撲の中でも幕下の筆頭から15枚目は一番の激戦区なんです。 下から這い上がってきて関取までもう一歩の力士と十両から落ちてきてまた関取に返り咲きを狙う力士との力が拮抗した者同士の戦い、傍から見たら面白いですが当の本人は大変です。 彼の故郷は大震災で凄いダメージを受けたエリアの出身で早く関取になって両親に家をプレゼントしたいと常々言っています。 それだけで上がれるほど優しい世界ではありませんが彼の奮起を期待したいです。 彼の取り組みはNHKで映るのでテレビの前からでもいいので応援してあげて下さい。

この子は部屋で一番古株でチャンコ長を務める荒獅子(あらじし・神奈川県出身)、部屋の味を守る?重責を担っている彼ですが序二段で優勝経験があります。 勝ち越しても記録には残りませんが優勝力士は記録に残るのでそれが彼の勲章です。
部屋のムードメーカーの彼の取り組みはテレビでは見れませんが相撲協会がネットで取り組みを配信しているのでお時間があえば応援してあげて下さい。

これは何でしょう? 海岸で昆布を干してるんじゃないですよ(^^;  力士の命綱であるまわしです。 まわしは洗わないのでこのように天日干しをします。 力士の血と汗が染み込んだまわし、意外と長いでしょう(・・;)

神聖なる土俵では毎朝7時頃から稽古が始まり一般の方はテントの外から見学することが可能です。 ただ見学中私語は厳禁ですのでマナーを守って静かに力士の真剣なぶつかり稽古を見て下さい。 その迫力にはきっと驚きますよ!!

                                              まさと


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