前回ご案内した石灰岩の山「モゴーテ」、近づくと石灰石の鋭い岩肌が見て取れます。
モゴーテが見えやすいようにとドライバーさんがサンルーフを操作、有難い気配りですが出発前からでも良かったのに・・・
舗装された道から車はデコボコの農道に進入。
キューバの名産品と言えばラム酒と並ぶ葉巻、ここは自社の畑を持つ葉巻工場です。
説明だとかなり立派に聞こえますが工場と言っても木造の倉庫、電力を必要とする機械は一切ない作業場です。
入りといきなり目に飛び込んで来る乾燥中のタバコの葉、作業場内は計算された造りで湿気もなく(葉巻の大敵)風通し抜群。
農場の主が葉巻についてガイドを開始、参加者全員にタバコの葉の種を配りますが種が小さいのなんの(◎_◎;)
これが90㎝まで伸びるなんて植物の生命力に驚き、この種はシッカリ全員回収。
一生懸命説明をする主ですが、日本の観光地でこういう場合日本人は「うんうん、へ~」としか反応しませんが・・・
欧米人はたくさんの質問を投げかけるので場はヒートアップ。
典型的な日本人の我々はディスカッションより見学の方が大事。
主も熱弁をふるいだし参加者も増えてもはや「朝まで生なんとやら」状態、ガイドさんに促されて次の場所へ。
敷地内を元気に飛び回る野良の七面鳥に鶏、とにかく賑やかな農場です。
最後は葉巻造りの実演と販売会場。
いかにもラテン系のお兄さんが葉巻づくりのデモンストレーション、器用にそしてきれいにタバコの葉を丸めていきます。
葉巻にはフィルターがないのでその部分にはちみつを付けて吸います。
タバコをやめて30年、久しぶりかつ人生初の葉巻にチャレンジ。
吸い方がぎこちないのはご愛敬、タバコほど苦みもなく気分はチェ・ゲバラ(^^;
ここでは葉巻の販売もあり格安に入手できますが、このタバコ農園で生産される葉巻の9割は国が買い取るそうです。
ここでも社会主義国の顔をのぞかせますが、買取価格が安いと農場主はぼやいてました(T_T)
緑あふれる農園で味わう葉巻の味は格別、日本で滅多に出来ない経験をした後はランチに向かいます。
でも農園には人間以上に彼らの方が多かったですよ(T_T)/~~~