お待ちかねランチの時間、本場で初めて食べるモンゴル料理と間もなくご対面。
案内されたのがこちらの「モンゴスツック」、エフタイワン通りに面したレストラン。
それほどモンゴルを感じない店内、眺めの良い通り側の席へ。
ここでガイドさんが「ここは初めてなんですよ」と耳を疑うセリフ、今回事前に行程表が送られてきましたがあくまで予定であって行き当たりばったりと言った方が正解かも(・_・;)
このお店はメニューが写真付きなのでモンゴル語が話せない読めない旅行者も安心、料金もメインで300円~500円くらいです。
テーブルに置かれていた容器を開けると中にはなんやら石か骨らしき物が登場、ガイドさんに尋ねると羊のくるぶしあたりの骨だそうです。
これは「シャガイ」というモンゴルの伝統的な占いでヒツジのくるぶしの骨4つをサイコロのように投げて、そのパターンによって運勢を占うものです。
モンゴル人は家畜を食べるとき内臓から骨の髄まで残さず食し、そして残った骨も日常生活に使ったりなるべく無駄に捨てることがないようにするモンゴル人の知恵からできた遊びです。
天気予報では20℃ぐらいの爽やかな気温でしたがこの日は30℃、たまらず真っ昼間からビールでトグトーヨ(乾杯)(^^♪
左はアルコール度数低めSengur Radlerはホワイトビールならではの香りが特徴、右はモンゴルでメジャーでキリンビールのように苦みの効いたゴールデンゴビ。
料理の前に運ばれてきたのがボールツォグと呼ばれる揚げパン、その上にウルム(өрөм)というモンゴル版クロテッドクリームがかかっています。
ウルムはチーズっぽい酸味の効いたクリームで、淡白なボールツォグの旨味を引き出しています。
相方のオーダーは羊肉と野菜入り蒸し焼きうどんの「ツォイバン(цуйван)」。
それにしても日本なら明らかに特盛サイズにこれがスタンダードかガイドさんに尋ねるも「私も初めて~」、ひょっとしたら大盛専門店には入ってしまったのか(・_・;)
肝心のお味は醤油がベースに何かのスパイスの香りが漂うも箸が止まらず、モンゴルとあってお肉は羊で初めてモンゴルに来た実感が(#^^#)
きしめんみたいな形状のモンゴルうどん、食べごたえ腹持ち食感とうどんの三冠王です。
一方、私のオーダーはミルクティーで煮たスープ餃子「バンシタイ・ツァイ(банштай цай)」。
どうしても紅茶を連想してしまうモンゴル料理に必ず出てくるミルクティー、モンゴルで「スーテイ・ツァイ」と呼ばれ茶葉を湯で沸し牛乳・塩・バターで味付けしたもの。
砂糖が入っていないので甘くなく牛乳よりもバターの風味の方が強く、飲み続けるとそのコクが段々とクセになります。
餃子の餡に使われているのは羊肉とニンニクで、小さいながらもなかなかスパイシーで淡白なミルクティーにアクセントを付けてくれます。
野菜は瑞々しく甘みが強い・・・と相方の弁。
いきなり日本にはない味でスタートしたモンゴル料理に舌鼓、羊肉はマストですがこれからどんな料理に出会えるか楽しみです(^_-)-☆