タクシーで夕食場所へ移動しますがビックリするのが大型で派手な赤色にブツブツがいっぱい付いたハンドルカバー、普通車なのにハンドルだけは大型トラック並み(T_T)
海鮮と並ぶ済州島グルメと言えば黒豚、夕食は韓国全土からもお客さんが訪れる済州島屈指の有名店「トンサドン( 돈사돈)」。
ピークを外した20時でも行列があり、店先にある順番待ち用の椅子に座り待っているグループと人気の程が伺えます。
店員さんに人数を伝えると番号札をくれるのでこれでスタンバイOK、しかし韓国語で番号を呼ぶので言葉に不安があれば店員さんに番号を見せアピールする事を忘れずに(^^ゞ
天井が高く扉も全開で半露天の店内は開放感いっぱい、肝心のメニューは白豚と黒豚の二種類のみ。
ここは当然黒豚(韓国語でフッテジ)を注文、人数で出てくる量が変わります。
お待ちかね済州島の黒豚とご対面、二人ならハングン(一斤=豚肉600g)でそのボリュームに圧倒されます。
パンチャンは葉っぱにキムチとシンプル、ここではただひたすら黒豚に集中するのみです。
韓国で焼肉屋に入れば基本お客さんはお肉にノータッチ、店員さんの熟練した焼き方も味のうちです(@^^)
済州島の豚焼肉で陰の主役がこのミョルチジョッ(カタクチイワシの塩辛)を使った特製ソース、ニンニクを刻みコンロで温めます。
繊細かつ豪快に黒豚が焼きあがりました!(^^)!
まずはモクサル(肩ロース)をシンプルに塩で。
ブロックにカットされ中心はレア気味に焼かれた黒豚は驚くほど柔らかく、また噛めば肉の旨味が一気にあふれその余韻が長く続くんです(^^;)
こんなに美味しい豚肉、生まれて初めて(;゚Д゚)
ケンニプ(えごまの葉)で巻いて食べるもよし、ネギサラダで食感を楽しむもよし。
興奮しすぎて忘れてましたがCASSで乾杯(^^)v
モクサルと一緒に焼かれたのがこのオーギョプサル(皮付き三枚肉)、脂がだいぶ付いてますが全然しつこくなくサッパリして胃にもたれません。
お酢ベースの玉ねぎソースで食べたら脂も全然気にならないし、5種類の食べ方が楽しめるのでいつまでたっても飽きがきません。
何よりこのミョルチジョッ(カタクチイワシの塩辛)が魔法のソースで、カタクチイワシと豚肉のアクの強い物同士がお互いのクセを消し去って旨味を引き出しているんです。
あまりの美味しさに黒豚のモノマネでご満悦の様子の相方(・_・;)
やはりこの食べ方が韓国では一番シックリきますね(^^;)
ソウルではあまり見かけない済州島産焼酎「ハンラサン オリジナル」、一般的な韓国焼酎より甘みが控えめでスッキリとしたのど越しが黒豚と好相性(^^)
それより気になるのが他の全テーブルで注文されているあの赤いヤツ、郷に入っては郷に従えで迷わず注文。
その正体がこのキムチチゲ、注文するともれなく白飯が付いてきます。
豚肉と豆腐がゴロゴロ入っていますがとにかくスープが絶品、酸味がたっていますがコクというか旨味が濃厚なんです。
おそらく良い豚骨で出汁を取っているのかこんなスープは初めて、韓国で何度もキムチチゲを食べましたがここが断トツでまさに虜になる味です(@^^)/~~~
鉄板が網なのでポックンパ(焼飯)はないので食事の〆はチゲと白飯、黒豚の旨味を余すことなく楽しむことができます。
大・大満足の黒豚料理は、本場済州島でこそ味わってみたい逸品でした(^^)/
夕食の後は屋台でアテを仕入れて部屋飲みが韓国での定番、しかしどこを見ても屋台らしきものが見当たりません(・・?
ホテル近くで辛うじて見つけた屋台からは甘い香りが、ここはアテではなくスイーツ屋台でしたが仕方なくお買い上げ。
大判焼の小判バージョンですが当然消化不良、でもそれを忘れさせる黒豚の余韻が心地よい済州島の夜でした(^^ゞ
★ 3連休明け&12月忘年会シーズン手前のこの一週間、請来軒の予約表はオブラートみたいに翌日が透けて見えるほど閑散としています。
今のところどの日も余裕のよっちゃん、今週はボランティアを募集しております((+_+))
ちなみに12月1日(土)はかなり混みあっておりますので、ゆったりできる平日のご来店お待ちしております(←100%誘導営業)。