町並み保存地区にいくつか見られる何気ない水路。
これは「地割り」と呼ばれ江戸時代区画整理のためで水を抜く役目もこなす水路です。
こちらが竹工芸の「まちなみ竹工房」さんは竹かごや風車などの竹細工を制作できますが、松潤がここで購入したハート柄の風車がそれ以降大人気に(ちなみにこの日はもちろん売切れ)。
本町通りの最北にあるのが大林宣彦監督の映画「時をかける少女」で舞台となった胡堂、映画はともかく音程がよくずれる原田知世の歌を覚えています(^^ゞ
時間が止まったようなここは片側に水路が通る「中ノ小路」、水路を覆う竹の下にはきれいな水が静かに流れています。
その中ノ小路にあるのが「藤井酒造 酒蔵交流館」で古い酒造りの展示や酒の試飲販売をやっています。
1863年創業で江戸時代末期に建てられた酒蔵の一角を改造した酒蔵交流館は太い柱や天井のはりが当時のまま。
また店内では酒粕を使用した石鹸やぐい呑みなどの酒器に竹に因んだ小物などのお土産も販売、使いやすいお箸を自分用にゲット(^^)v
店内奥には手打ちそば処「たにざき」さんがありますが14時過ぎで完売、町並み保存地区での食事はタイミングを計らないと難民になりますよ(._.)
店内をブラブラしてたら「竹原ジェラート」なる文字を発見、おまけに酒粕とくりゃ先ほどのお好み焼き屋さんで食べそびれたのでトライ(^^)/
ここで人生初体験の出来事に遭遇、私が「店内で食べれますか?」のクエスチョンに店員さんが「食べれますがここなら10%で道路にあるベンチで食べるなら8%です」との返事。
消費税増税後初めてイートイン・テイクアウト選択のシチュエーションに、食料品は全て8%にしたら分かりやすかったのに官僚の考えることは国民生活とかけ離れてますね”(-“”-)”
貴重なのか単なる瓦のか(・・?
漆喰壁や長屋門の格子など道幅が狭く往時の雰囲気を今に残す「大小路(おおしょうじ)」。
先ほど訪れたまちなみ竹工房さんの横の坂道を上ると・・・
ここはお願い事を祈願しながらお地蔵さんを抱える「おかかえ地蔵」。
抱えたお地蔵さんが思ったより軽く感じられると願い事が叶うと言われてますが、それ以前に相方は持ち上げられず問題外(ノД`)・゜・。
町並み保存地区最後の観光の竹鶴酒造さんは竹原市の蔵元で江戸中期に「小笹屋(おざさや)」の屋号で製塩業を営み、冬場に余剰の労働力を流用して1733年に酒造業を始めた老舗の酒蔵さんです。
蔵元限定酒はありませんが芳醇な香りと旨味の「小笹屋竹鶴」の純米酒をゲット(^^♪
一歩足を踏み入れると漆喰壁に石畳と歴史を物語る飴色の格子が続き、訪れませんでしたが国の重要文化財の「春風館・復古館」に光本邸や松阪邸など歴史ロマンあふれ見応え十分な町並み保存地区です。