大阪・十三 焼肉の請来軒 ブログ


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 北新地 水月の夜

  2020年06月19日 (金)

男と女の愛情と憎悪が交錯する街「北新地」、その北新地でさえ強烈な逆風が飲食店に吹いています。

今夜は友人との食事会、待合わせに指定されたのが北新地上通りの雑居ビルにあるこちらの「水月」さん。

落ち着いたBARの趣きを感じる店内はカウンター席がわずか5席のみ、お店を仕切るのは渋い声のマスターだけのワンオペ店。

サウナ後に梅雨の気候でカラカラの喉を潤すのはシャンパン、こちらでは料理もドリンクもマスターにお任せがベストみたい。

炙って風味を出した白バイ貝に仕事をした野菜の前菜、コリっとしたバイ貝の食感に野菜の旨味と程よい酸味が食欲をかきたてるスターター。

練乳を使った特製ソースが全ての食材を一つにまとめています。

甘みの強いシラサエビにはウニをまとわせ、脇役は香り高い空豆と千葉は九十九里産のはまぐり。

甘みとコクと磯の香りが一度に襲ってきて、またウニの出汁でバケットを食べればこの時点ですでに昇天。

軽くポワレしたオコゼの上には1時間以上も丁寧にソテーされた東京ネギ、ネギの甘みがオコゼが持つ鮮烈な旨味を引き立てています。

その料理にマッチしたワイン選び、ここでは前菜から全てにストーリー性を感じる構成です。

鯛の稚魚で春子(かすご)のポワレはオコゼと違い、身もソースも口当たりは控えめながら食べ進むに連れその骨太の味が姿を現します。

このソースでバケットもたまりませんでしたし、ここの料理はソースまで食べないとその価値がありません。

肉料理は薄くスライスされたミスジと数種類のキノコも全てに仕事がしてあり、肉の力強い味にソテーされたキノコの香りが花を添える逸品。

こちらではグラス売りもあり、ミスジに合わせるは爽やかな酸味にベリーを感じる赤ワイン。

BGMはクラシックで音楽も造詣の深くそして会話の引き出しが多いマスター、そして50を過ぎて初めて出会った異空間。

初めてお邪魔しましたがお皿一つ一つが圧巻のレベル、カウンター5席の水月さんには料理もワインも空間も本物が隠れていました。



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