菅沼集落から国道156号線を車で15分、結構な勾配の旧五箇山街道を上がるとそこは世界遺産であり国指定史跡の「相倉(あいのくら)合掌造り集落」。
ここは菅沼と違い標高の高い所にある集落です。
本音を言えば今日四カ所目の合掌造り集落、軽く流す程度の見学です。
集落ごとに雰囲気は違いここ相倉は子供の頃過ごした両親の故郷と同じ匂い、ここが一番郷愁を誘う集落です(#^^#)
そんな平凡を絵に描いた集落には白川郷や菅沼にない、原始合掌造り「三郎(旧岩本家)」があります。
茅葺き屋根だけの家屋で合掌造りの原型とされ「ナンマンダブツ建て」と呼ばれ、江戸時代に多く見られたものの現在五箇山ではこの一棟を残すのみです。
昔天狗がヤノクラ(村の上にある地名)からこの岩へまたいだ時に付いた足跡とされる「天狗様の足あと」。
どの集落にもありましたがここ相倉にも、集落を一望できる展望スポットがあります。
徒歩5分とありますがそのスポットはかなり上、ホントに5分で行けるか検証してみましょう(^.^)/~~~
畑を眺めながらスタート地点から歩くこと数分、そこに立つ看板には「徒歩1分」の案内が。
展望スポットはすぐそこと思いきや我々を待っていたのは急坂、こんな素朴な土地で詐欺まがいの案内はあかんやろ”(-“”-)”
展望所への矢印はありますがどこかが分かりづらく、最後まで不親切な表示ばかりでした((+_+))
スタートから15分のトレッキングで着いた展望広場からの全景、我慢して登ればこんなご褒美があなたを待っています。
さすがにブログを読まれた方もそろそろ飽きたであろう合掌造り、時間があれば私が訪れたコースを一日かけてもいいし、時間が無ければ白川郷+五箇山のどちらかで十分だと思います。
レンタカーを返却前に気になっていた回転寿司屋さんに突撃、昨日11時に大行列を作っていたのでその味を確かめてみます。
こちらが人気の「すし食いねぇ!」さん、注文はタッチパネル式で富山湾の魚が豊富なメニュー。
コリコリの食感と磯の香り満載の白バイ貝に、ねっとりとした身に上品な甘さの白エビ。
身は脂肪が少なく上品で淡泊な味わいのキスに、その脂はやはり王者の風格のどぐろ(#^^#)
適度に脂がのり酸味の控えめで白板昆布をまとったしめ鯖に、もうすぐシーズンが始まるフグの握り。
とろけるような脂のキンキ、ここもシャリが温く富山のシャリはクセになりそうです。
前日の行列の訳を聞くとにぎり15貫+あら汁1000円(税別)のランチメニューを求める人の行列だそうで、富山県の回転寿司はハイレベルで気軽に珍しく美味しい魚貝が食べれる寿司好きにはたまらないパラダイスです(^^♪
人生初富山県の旅もこれにて終了、一路大阪へと向かいます。
金沢駅構内にある金沢百番街 (Rinto)でクラフトビール「北陸BEER」と、加賀料理の老舗大友楼の「鳥かわぽん酢」をゲットしてサンダーバードで大阪に戻ります。
【注意事項】 サンダーバードは車内販売がなくドリンクの自販機しかありませんが、そこにはビールは売っていないのでアルコール類をシッカリ買い込んでから乗車しましょう(・_・;)
大自然と世界遺産の文化財があふれる富山県は今回は行けませんでしたが立山黒部アルペンルートに魚の美味しい魚津、それに県を代表するお祭り「おわら風の盆」の越中八尾など見所もたくさん。
大阪からも意外に近い富山県、次に行くなら魚の美味しい冬がいいかな(^_-)-☆