ただいま時刻は夕方4時半過ぎ、今から急ぎ足で島内観光に出掛けますがこの島にはレンタカーが無く観光バスもありません(*_*)
本土からレンタカーを借りるのがベストですが、数少ないタクシーを呼ぶかレンタル自転車しか手段はありません。
そんな時に強い味方になるのが小回りの利く超小型電気自動車(以下モビリティとします)。
普通免許で乗れレンタル料金は3時間3780円から借りれますが、このモビリティは役所の乗り物なので書類に署名するなど手続きが面倒です。
二人乗りですが後部座席は窓が無く視界ゼロ、窓もないので屋根付きオートバイと思ってください(._.)
自転車より遅い発進に強く踏んでも効きの鈍いブレーキ、とどめに車内にはバックミラーがないので運転にはかなりの神経がいります(-_-メ)
やって来たのは旅館からモビリティで5分の所にある仲居さんおすすめの観光スポット「木江の古い町並み」、天満港の近くにありますが案内板も看板も何もないので探すのに一苦労。
港町として賑やかだった往時の名残を残す独特の雰囲気を醸し出していて、なかでも写真の木造三階建ての建築群が唯一の見所です。
商店らしき跡みたいな建物に貼ってあるのは何とシューズメーカー「月星」シール、それも「EXPO’70シール」と1970年に開催された万国博覧会時の貴重なシール(;O;)
この時点で時は50年止まっています・・・
映画のセットかと見間違うぐらいの旅館跡、耳をすませば宿泊客と仲居さんの会話が聞こえてきそう。
現在でもそうですが昔から造船業で賑わった大崎上島、その当時木江には映画館や置屋もあったそうでここがメインストリートでした。
行政もここを観光名所にという考えはないのか全てが野放し(中には生活してる方もいらっしゃいます)、一見廃墟にしか見えませんが活気があった町並みを想像しながら歩くとどこからか声が聞こえてきそうな異空間です。
でもここではやっぱり海岸から流れる景色が一番、茜色に変わりつつある空と島の緑のコントラストはいい目の保養になります(^^♪
でもこのモビリティが一番印象に残ったかな(^^ゞ