夕食が特に好評な「篠⼭城下町ホテル NIPPONIA」ですが宿泊予約時点でレストランは満席との連絡、間際予約だったので仕方ないですが旅の夕食と言えば最大のイベント。
事前に調べましたが「ここ!」というお店が見つからず、でもそういう時は頼りになるあの人に聞けば大丈夫(^^)/
その頼りになるホテルスタッフに教えて貰ったのが「山里料理 まえ川」さん、宿から歩いて15分の立町通にあります。
町家を改修した店内はカウンター席・テーブル席・座敷とありますが、中庭が臨めるテーブル席か座敷が断然おススメ。
予約時に猪肉が少し食べたいのと篠山の名物を食べたいとリクエストすると5800円のコース、なお予算・コース内容などは相談に応じて対応して下さいます。
残念なことに生ビールが無いですがキリンの瓶ビールがあり一安心、他に地ビール(これも瓶)もオンリストです。
温泉も大浴場もありませんがきれいな内風呂で汗をかき準備万端、この日初めてのビールは安定の旨さ(^^♪
年輪を使用した立派な木の器で供されたのは「里のおばんざい」なる前菜。
大根の塩漬けとおからはホッとする優しいお味。
素朴な料理が続くのかと思いきや鹿肉のパテにゴルゴンゾーラチーズ、間にはさむは柿のソースと小さいながらもインパクト大の料理(◎_◎;)
献立の「魚料理より」の文字を見て造りか焼き魚か煮魚だと思っていたら、出てきたのは真逆の立派なお料理。
美味しい出汁を吸った瓜素麺に香ばしく甘い焼きナス、これに合すはナント鰊。
程よく〆た鰊の旨味に篠山名物の山芋の粘り、素材が良いので両方とも味の輪郭はぼやけません。
「あんびきのお皿」は丹波地鶏のモモとレバーを茶碗蒸し風に仕立て、これまた出汁の効いた餡がかかりその上には目にも鮮やかなピーマン。
ブロイラーと違い弾力ある身は噛めば旨味が広がり、レバーは火入れも良くキモ好きにはたまらない逸品。
それらに花を添えるのが味の濃い地野菜たち、ピーマンは爽やかな苦みでゴボウは香りが鮮烈(゚Д゚;)
夕食は佳境へと入って行きます。