糸魚川市内から約20分、通行の難所で天下の険と呼ばれた「親不知・子不知」に到着。
断崖絶壁と日本海の荒波が旅人の行く手を阻みわずかな波打際を通る際に親は子を忘れ、子は親をかえりみるいとまがなかったことから「親知らず・子知らず」と呼ばれるようになったそうです(諸説あります)。
駐車場からは日本海しか見えませんので遊歩道で下まで下ります。
遊歩道はちゃんと整備されていないので子供さんや年配の方は注意が必要です。
海岸線まで下りれますが、その途中に親不知最大の見所があります。
それがこの「親不知レンガトンネル」で北陸最大の難所を貫通させ整備されたトンネルで大正元年10月に竣工、用いられたレンガの多くは大阪より海路で運ばれました。
長さ600メートルのトンネル内を歩きますが写真はこれだけ、だってバチバチ撮ってたら怖い奴が映りそうで自重しました😢
かなり薄暗いのでトンネル入り口にある懐中電灯を手に取って歩きます🔦
たまにある電灯の下にはトンネルに関する資料やクイズが、道も片方しか整備されていないので足元にも注意が必要です。
もうすぐ出口とあって意を決して天井を撮影、レンガ以外何も映ってなくて良かった・・・
往路と同様に急な階段を上がると「親不知コミュニティロード」に、ここは旧国道で遊歩道に整備され駐車場まで続く道です。
明治16年に絶壁を削り国道が整備され記念として刻まれた一枚岩の「如砥如矢(とのごとしやのごとし)」の文字、砥石のように滑らかで矢のように早く通れるの意味だそうです。
その先に展望台が見えてきました。
そこにある「ウォルター・ウェストン像」は、明治時代日本近代登山の父・英国人W・ウェストンが親不知を訪れた記念に建てられた像です。
能登半島の付け根はクッキリ見えましたが、佐渡島はオスマン・サンコンなみに視力5.0でなければ見えません😢
人と自然との壮絶なドラマが繰り広げられた「親不知」、その圧倒的な自然美は今も昔も旅人の心を引き付ける景色でした🌊