吉野ヶ里公園を後にして一路福岡への予定が時間が余ったので急遽立ち寄ったのは、佐賀県鳥栖市にある「中富記念くすり博物館」。
鳥栖市田代(たじろ)は富山・大和(奈良)・近江(滋賀)と並ぶ「日本の四大売薬」の発祥の地で、その歴史は江戸時代にさかのぼり田代地域で興った売薬業であったため「田代売薬」と呼ばれています。
伊藤博文に似たこの銅像の中富三郎氏は明治36年久光兄弟合名会社(現・久光製薬)を創業、昭和9年黒色の膏薬「朝日万金膏」を改良して白色の貼付薬「サロンパス」を開発された偉人です。
ド平日なので入館者はいないだろうと思っていたらまさかの大盛況、地元大学薬学部の生徒さんが研修で来られ結構な賑わいでした。
その名の通りくすりのイロハが分かる博物館、新薬は25000個開発されて世に出るのは一つでその確率はナント0.004%😲
そりゃコロナの新薬なんてすぐには出来ませんよね🥺
現在発売されているお薬の開発当時の瓶、中には皆さんご存知の大衆薬もあります。
ジェネリック医薬品と新薬、調剤薬局とドラッグストアの違いが分かりやすく説明されています。
ロンドン郊外に1897年に創業し1980年まで営業していた「アルバン・アトキン薬局」を移設再現、薬の処方や医療器具・日用品も販売されていてドラッグストアの元祖みたいな薬局です。
薬局内では約90秒のプロジェクションマッピングも楽しめ、まるでユニバにいるよう🔦
画期的発明の内視鏡カメラですが、昔のは大きくて喉を通る時はさぞ辛かったでしょう💦
植物など自然界から採れる生薬。
葛根など植物性ははまだ大丈夫ですがムカデなどグロい動物性は閉口、良薬は口に苦しとはまさにこの事です。
時間つぶしに寄りましたが日常生活に身近なものとあって意外と楽しめた「中富記念くすり博物館」、薬の効能や飲み方に生薬と今後の生活に役立つ情報がいっぱい詰まった博物館でした💊