何やら武家屋敷のような町並みですが・・・
ここは観光地ではなく石川県立門前高校、れっきとした学校です。
こちらは約7百年前元亨元年(1321年) 瑩山紹瑾禅師によって開創された「大本山總持寺祖院」、まずは門をくぐり左手で拝観受付をします。
お浄めの場手水舎は時節柄お水は抜いてあります。
こちらのほうきを持っているお地蔵様は座禅の次に大切な修行として作務(境内などの清掃など)を行う一方、心の塵や悩みを払ってくれる「おそうじ小僧」さん。
こちらが総持寺のパワースポット「味噌摺り小僧」さん、その由来はめちゃ長いので割愛させて頂きます<(_ _)>
境内の中央に鎮座する総欅造りで高さ17.4m・間口20m・奥行14.4mで、昭和七年に完成し楼上に観音菩薩と五百羅漢の古仏を祀ってある「山門」、その正面に畳一枚もある大きな「諸嶽山」の扁額は前田利為公の筆によるものです。
山門の左にある立派な鐘楼、残念ながら上に昇ることは出来ません。
この経蔵には輪蔵(りんぞう)という大きな八角形をしたお経を入れる棚があり約600の経典が保管されていて、手動で回転させることが出来それを回すとそこに入っているお経を全部読んだのと同じ功徳を得られるチベット仏教のマニ車みたいなものです。
大正元年に再建された開口20m・奥行16.3mの「仏殿」、凛とした雰囲気に包まれた回廊。
正面は御本尊釈迦牟尼如来を、右に大権修理菩薩、左に達磨大師を配しています。
客殿を兼ねた相見の間の奥の書は山岡鉄舟の作。
総欅造りの大伽藍で正面に開祖瑩山禅師、左右に道元禅師と二祖峨山禅師を祀り、左殿に本山守護神、三宝大荒神と總持寺の前身諸嶽寺住職定賢律師を祀ってあります。
相方も熱心に集めている御朱印、残念ながらこちらも書置き対応です。
お約束の一枚ですがそれよりここ総持寺は令和三年が開創700年に当たるおめでたい年🎉、でもコロナ禍で重要な行事やイベントが縮小を余儀なくされています。
駐車場横にある門前そばのお店ですがメニューをじっくり眺めると、門禅パスタ・門前カレーに門前味噌ライスプレートとなかなかポップなネーミング。
写真以外にも見所がたくさんの總持寺、身も心もシャキッとする清涼剤のような名刹でした。