

夜の帳が降り始めた金沢きっての繁華街・片町、灯がともり幻想的な姿の犀川大橋。


その犀川大橋の手前脇道を進むと、そこは今宵のそしてこの旅最大のお楽しみが😌

こちらに来たいが為に旅先を石川県に決めたと言っても過言ではない、私の大好きなお寿司屋「鮨処 あいじ」さん。


清潔で凛とした空間の店内、あいじさんとは阪神百貨店の北陸物産展で知り合ってから三年のお付き合いになります。

生ビールは置いてないので瓶ビールで乾杯🍻

能登のひじきとヒラメのエンガワ、あいじワールドの幕が下りました。

ふんわりと昆布の香りをまとったエンガワは上品な脂を感じ、能登産のもずくは太く歯応え抜群の上物です。

温物はかますと茄子の茶碗蒸し。


玉子と出汁の効いた生地に皮目が香ばしいカマスに、茄子の甘さが見事にバランスが取れています🍆🐟🥚

あいじさんは日本酒も充実、いつも石川県の蔵元さんの日本酒をお任せでお願いします。
一杯目は加賀市は松浦酒造さんの「獅子の里 夏純米 オリゼー」、夏酒らしいやわらかな口当たりとすっきりとした後味に肝臓がお目覚め🌟

続いてのアテは能登のマグロウニムース。

一見すると乱暴な組み合わせに思いますが、赤身特有の爽やかな酸味にウニの旨さを凝縮したムースが一体となってます。
また玉ねぎとリンゴのソースがマグロとウニをうまく融和、そこかしこに職人さんの仕事が光ります。

こちらの大将で私がその腕に惚れこんだ寿司職人宮さん、三年前阪神百貨店の物産展で握って貰ったのがご縁でお付き合いが始まりました。
一見取っつきにくそうに見えますが魚に真摯に向き合う姿勢が素晴らしく、話せばフランクで折り目正しい接客が心地よいです😊
あいじワールドの幕が静かに、そして華麗に上がりました。
グルメ, 旅行 if(!is_single()) echo "|"; ?> 大好きな金沢 鮨処あいじ① はコメントを受け付けていません


能登島大橋を渡って金沢市内に戻りますが左手には名湯和倉温泉の旅館街が、その中で三棟を要する巨大旅館があの有名な「加賀屋」さんです♨

今回お世話になる「ザ・スクエアホテル金沢」さんは近江町市場まで100メートルの至近距離、明朝市場で買い物をするのでこちらのホテルに🏨


通された904号室はザ・スクエアホテル金沢で一番ポピュラーなツインルーム「スーペリアツイン」。

広めのベッドはホールド感も良く快眠への期待が、二人で寛ぐには十分な空間が確保されています。


バスとトイレはセパレートタイプなので、友人との旅行でも気を遣わずに済みますね😊

テレビ視聴や空調調節は最近のスタンダードになりつつあるモニター方式、一見便利に思えますが操作に慣れるまでが大変💦


冷蔵庫も扇風機もデザイナーズ家具で揃えるのはいいんですが、普通のホテルにあるアレがありません🤔
それはなんと電話でいちいちエレベーターホールまで行かないとかけれない、旅行者は何かとフロントに尋ねることが多いのにこれはアカン😵


窓からの視界と言えばビルや民家だけ、真下を走るはJR金沢駅から近江八幡・香林坊を経由して繁華街片町まで延びる幹線道路🛣

やはりこのホテルに決めた一番の理由は大浴場がある事🛁

内風呂はゆったり入れるサイズ。

露天風呂は無理やり作った感ありありで風情はイマイチ。

大浴場に限って言えばスクエアホテルの先にあり、白山連峰を眺められる以前泊まった三井ガーデンホテル金沢に軍配。

湯上り処から前田利家公気分で加賀百万石を見下ろす、今から旅のクライマックスへと向かいます😤
🔵各浴場の写真はそれぞれのホテルHPからの転載です。
旅行 if(!is_single()) echo "|"; ?> ザ・スクエアホテル金沢(施設編) はコメントを受け付けていません


ツインブリッジのとを渡るとそこは七尾湾に浮かぶ周囲約72㎞の能登島、漁業が盛んですが江戸時代に入ると離島であることから加賀前田藩の政治犯の流刑地という歴史も。


その能登島の人気スポット「のとじま水族館」にやって来ました🐟🐙


海遊館でもお馴染み巨大なジンベイザメにスナなんとかサメ、水量1600トンのジンベイザメ館(青の世界)には寄り添って泳ぐ魚にも注目です🦈


エイには悪いですがどうしても好きになれないその容姿、ちなみにエイヒレも苦手です💦


アザラシプールではショーが行われますが、やる気満々のアザラシが今や遅しと出番を待ってます。


芸をするアザラシを見て笑うも相方の「あんたの寝姿と一緒、口開けて寝るし💢」、私とアザラシの寝相は似ているそうです😓


愛嬌のある仕草に大人も子供も皆さん笑顔、人間が喜ぶツボをよくご存知。

飼育員さんの終了の合図と共にドライに舞台からはけていくアザラシ、この変わり身もさすがプロです。

メスの後ろを追いかけるように泳ぐアザラシ、その姿は人間もアザラシも同じです🔞


水族館のアイドルペンギンは相変わらずマイペース、ボ~っと突っ立って物思いにふけってるんでしょうね🐧


海の自然生態館で行われる魚群ショー「イワシのビッグウェーブ」、約1万尾ものイワシが群れで泳いでいます🐟🐟

水槽の底からエサが放たれると・・・


そのエサめがけてイワシが四方から集まり狂喜乱舞、イワシの鱗がキラキラと輝き迫力あるウェーブを作りだす姿はまるで夜空に上がった花火のよう🎆


この長さ22mの日本最大級のトンネル水槽、歩けば自然の光が差し込みまるで海の中を散歩しているようです。


イルカが猛スピードで泳ぐ姿は圧巻😯


ここイルカとのふれあいプールではイルカがショーに向けての厳しい特訓中、でもショーとは違いイルカの息遣いや飼育員との信頼関係と貴重なシーンを間近で見学出来ます🐬

ふれあい水槽とネーミングは可愛いんですが・・・


無理かも・・・😨

「のと海遊回廊」では全体を観覧できる一体型アクリル水槽や魚群を間近に感じられる観察ドームに、プロジェクションマッピングの常時投影により海中散歩しているような臨場感が味わえます。


ただ展示するだけではなく魚の生態を分かりやすくする工夫にバックヤードの開放など、子供ならず大人も心底楽しめる魅力がいっぱい詰まった「のとじま水族館」でした。
旅行 if(!is_single()) echo "|"; ?> 大人も興奮 のとじま水族館 はコメントを受け付けていません

何やら武家屋敷のような町並みですが・・・

ここは観光地ではなく石川県立門前高校、れっきとした学校です。


こちらは約7百年前元亨元年(1321年) 瑩山紹瑾禅師によって開創された「大本山總持寺祖院」、まずは門をくぐり左手で拝観受付をします。

お浄めの場手水舎は時節柄お水は抜いてあります。


こちらのほうきを持っているお地蔵様は座禅の次に大切な修行として作務(境内などの清掃など)を行う一方、心の塵や悩みを払ってくれる「おそうじ小僧」さん。


こちらが総持寺のパワースポット「味噌摺り小僧」さん、その由来はめちゃ長いので割愛させて頂きます<(_ _)>


境内の中央に鎮座する総欅造りで高さ17.4m・間口20m・奥行14.4mで、昭和七年に完成し楼上に観音菩薩と五百羅漢の古仏を祀ってある「山門」、その正面に畳一枚もある大きな「諸嶽山」の扁額は前田利為公の筆によるものです。


山門の左にある立派な鐘楼、残念ながら上に昇ることは出来ません。


この経蔵には輪蔵(りんぞう)という大きな八角形をしたお経を入れる棚があり約600の経典が保管されていて、手動で回転させることが出来それを回すとそこに入っているお経を全部読んだのと同じ功徳を得られるチベット仏教のマニ車みたいなものです。


大正元年に再建された開口20m・奥行16.3mの「仏殿」、凛とした雰囲気に包まれた回廊。


正面は御本尊釈迦牟尼如来を、右に大権修理菩薩、左に達磨大師を配しています。

客殿を兼ねた相見の間の奥の書は山岡鉄舟の作。

総欅造りの大伽藍で正面に開祖瑩山禅師、左右に道元禅師と二祖峨山禅師を祀り、左殿に本山守護神、三宝大荒神と總持寺の前身諸嶽寺住職定賢律師を祀ってあります。

相方も熱心に集めている御朱印、残念ながらこちらも書置き対応です。

お約束の一枚ですがそれよりここ総持寺は令和三年が開創700年に当たるおめでたい年🎉、でもコロナ禍で重要な行事やイベントが縮小を余儀なくされています。


駐車場横にある門前そばのお店ですがメニューをじっくり眺めると、門禅パスタ・門前カレーに門前味噌ライスプレートとなかなかポップなネーミング。

写真以外にも見所がたくさんの總持寺、身も心もシャキッとする清涼剤のような名刹でした。
旅行 if(!is_single()) echo "|"; ?> 曹洞宗の一大聖地 輪島・總持寺 はコメントを受け付けていません

能登の観光で真っ先に思い浮かぶのが「輪島朝市」、1000年以上の歴史があり野菜などは周辺農家のおばちゃん、活きのいい魚貝・海草は漁師町の女衆が売りに出る名物朝市です🥬🐟

駆け足で千枚田を見学し輪島到着が午前11時過ぎ、勇んで向かうと通りはシ~~~~ン。
営業時間は大体午前8時30分から正午まで、露店の撤収もほぼ終わりやってるお店は数軒😢

辛うじて干物屋さんがやってましたが、売り子のおばちゃんはいずこへ(>_<)

野菜を売るお店から「物がダメになるから好きなだけもってけ~」との掛け声、でも二人暮らしだし店も休業中なので残念・・・

露店ではありませんが酒屋さんで日本酒を物色、お土産にカップ酒をゲット🍶

猫も早朝から観光客相手に愛想をして疲れたのか、道端で休憩中🐈

見事な輪島塗の漆器ですがお値段もそれなり。

せっかく輪島朝市に来たのでリーズナボーな輪島塗のお箸をお土産に🥢

朝市だけに活気があるのは朝で昼前ならご覧の通り、輪島周辺に泊まらないと私の二の舞になりますよ😖
旅行 if(!is_single()) echo "|"; ?> 時すでに遅し 輪島朝市 はコメントを受け付けていません

この日は午後からお天気が崩れる予報なので急ぎで移動、ランプの宿から45分到着したのは世界農業遺産「白米千枚田(しろよねせんまいだ)」。


白米千枚田(しろよねせんまいだ)は石川県輪島市白米町にある急斜面に作られた棚田で、日本海に向かってなだれ落ちるような美しい景観が能登の観光スポットになっています。

急斜面に幾重にも段になり海へと広がる田んぼでその数は全部で1004枚、一つ一つが小さく耕運機も入らない狭さのため栽培は昔ながらの手作業で行うそうです。


棚田まで下りていく事が出来ますが全体的にモザイクのような幾何学模様も、近くで見ると可愛いですがシッカリ稲穂を付けた田んぼでした。


白米千枚田の駐車場すぐ横には「道の駅 千枚田ポケットパーク」がありなかでも千枚田を解説したDVDは必見、千枚田見学前にこれを見ればより一層楽しめる事間違いなし😉

お土産は千枚田の保全活動団体(愛耕会)が作ったここでしか買えないお米・絶景米(二合500円)、このお米が甘くて香りも良い絶品なので忘れずに購入を😀
旅行 if(!is_single()) echo "|"; ?> 日本の原風景 白米千枚田 はコメントを受け付けていません

お楽しみの朝食は日本海を眺めるダイニングルーム、席に着くとすでに料理が用意されています。

濃厚な温泉玉子はそのままでも、ごはんにのっけても良し👍

身が太く歯応えあるひじきとシャキシャキのキャベツ、食感の妙が楽しい一品。

豆腐の上にイクラをのせた変わり種、イクラの塩気が大豆の甘みを引き立てています。


フグの一夜干しの焼物は旨味が凝縮しプリッとした歯触り、ごはんが恋しくなります🐡

香りも甘みも文句なしの地元石川県産コシヒカリ、お米って本当にすごい力を持ってますよね🍚

朝食で最も感激したのが右の干して乾燥さした海苔、そのままでも左のつゆに付けても味噌汁に入れても何でもござれ👐


そのまま食べると強烈な磯の香りを放つ海苔はつゆに付けるとあら不思議、コクと旨味と品が増します😋


味噌汁に入れると言葉は出ずまさに至高の味、ただただ「うまい」の一言😊


辛子明太子・べったら漬け・梅干し・海苔の佃煮の脇役達に穏やかな日本海、ごはんを美味しく食べる条件が全て揃っています。

いつも思いますが「何で旅館の朝ごはんは美味しいんだろう」と、派手さはないですが体も心も喜ぶ素敵な朝食でした。

昔からその存在を知っていていつかは泊まりたいと思っていた、約450年も続く秘湯の一軒宿「よしが浦温泉 ランプの宿」。
実際行ってみると秘境感よりも人工的なリゾートが率直な感想、接客もマニュアル通りでソフト面もハード面も素朴さは感じませんでした。

大阪から一泊二日だと行って帰ってくるだけの距離で、金沢からでも約3時間はかかります。
ここが目的なら二泊三日の時間が必要かなと思います。

テラスや露天風呂で寛いでるとこのフナムシさんがたくさん闊歩、部屋にムカデも出たので虫に弱い方はそれなりの覚悟を🥺
グルメ, 旅行 if(!is_single()) echo "|"; ?> よしが浦温泉 ランプの宿(朝食編) はコメントを受け付けていません

おはようございます🌤
能登滞在二日目は薄曇りのスタート、朝食の前に温泉を楽しみます。

自室の半露天風呂で朝から極楽気分、大浴場も行きましたが写真NGなのでお宿からの転載です。


大浴場は内湯と露天風呂で眺めは部屋からと同じ、潮騒をBGMの入浴は格別です。
ただ大浴場とは名ばかりで5人も入ればいっぱいの狭さ、でも宿泊客の大半が露天風呂付きなのでいつ行ってもほぼ貸切でした。

滞在最後のイベントは自室横にあるダイニングルーム、さて朝食の気になる中身とは?
旅行 if(!is_single()) echo "|"; ?> よしが浦温泉 ランプの宿(温泉編) はコメントを受け付けていません

夕食後少し館内を散策、ここランプの宿は昼と夜では雰囲気が全く違うんです。

闇夜に浮かび上がる建物は一泊一人50000円以上する【波の離宮 離れ 露天風呂付き特別室】、このお風呂はオーナーが構想3年の末作り上げプールの上に建つ空中露天風呂棟の様相を呈しています。

「ランプの宿」のプライベートプールですが、秘境にリゾートとはどこか違和感を感じます。


館内の至る所にランプを用いていることから「ランプの宿」と呼ばれているそうですが、特別室の離れにはたくさんありますが他ではあまり見かけません。

飲み足らない方ご安心ください、ちゃんとアルコール自販機がありますよ🍺


自室から眺める幻想的な夜の日本海、昼以上に波の打ち付ける音が響き渡ります。

テレビもないのでやる事と言えば海を眺めるのみ。

部屋にもこっそりランプが下がっています。

雑音が一切聞こえない見事なまでの静寂、今晩は良い夢が見れそうです💤
旅行 if(!is_single()) echo "|"; ?> 漆黒と静寂に包まれて はコメントを受け付けていません

焼き物
米茄子田楽 伏見唐辛子


焼いたゴーヤリングの下に隠れている米茄子、甘みと苦みのバランスが良く栄養たっぷりの皮付きでお肌にもいいんです、知らんけど・・・🍆

辛いの辛くないの一気に舌をリフレッシュさせる伏見唐辛子💦🌶

お凌ぎは茶そば。

美味しんですが気のせいか、前菜から比較的お安めの食材が続きます😑

続いての地酒は宿の名を冠にした「ランプの宿 夢回廊」、夏酒らしくフレッシュな酸味とキレの良さが際立っています🍶

中皿は「能登牛ローストビーフ」。

正直期待はしていませんでしたが一口食べてビックリ、肉質の旨味と香りが「これぞ牛肉」とうなる上物😲
ソースもいたずらに甘いだけではなく肉を引き立て、お出汁が入ってるのかと感じた絶品ソース。

そうそうこのクレソンの香りが鮮烈で、ローストビーフの旨味を一段アップさせるのに一役買ってます🍃

煮物は「鰻山椒煮」。

肉厚の身からあふれる上品な脂、付け合わせのトウモロコシの甘いこと🌽

いよいよ〆のごはんが登場。

焦げた醤油の香ばしさがたまらない焼きおにぎり🍙

身がギッシリ詰まったアサリのお味噌汁、麦の香りが強いのが北陸の味噌の特徴。


わらび餅・チーズムース・サクランボのデザートで晩餐は終了🧀🍒

今宵の懐石料理は郷土料理もなく珍しい食材もない平坦な内容、まあ一番安いプランの予約だったので仕方ないですが😞
思い描いていた料理とは程遠く、お酒が進まなかった夕食でした。
本日10月1日より営業を再開、ゴールドステッカー認証店なのでアルコールも提供出来ます。
お肉に飢えたお客様のご来店、のんびりガッツリお待ちしてますよ🍖
グルメ, 旅行 if(!is_single()) echo "|"; ?> よしが浦温泉 ランプの宿(夕食編②) はコメントを受け付けていません